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雉岳山(チアクサン)

雉岳山チアクサン(雉岳山/Mount CHIAK)

監督:キム・ソヌン
脚本:キム・ソヌン
撮影:キム・ホンギ
編集:イ・ガラム
音楽:カン・ミングク
出演:ユン・ギュンサン、キム・イェウォン、イ・テファン(5urprise)、ペ・グリン、ヨン・ジェウク

2023年/韓国
日本公開日:2024年8月23日
カラー/シネスコ/5.1ch/85分
字幕:田中三紗子
配給:ライツキューブ
©Doho Entertainment.

poster

story

 ミンジュン(ユン・ギュンサン)をリーダーとするマウンテンバイク・サークルのメンバーは、雉岳山でダウンヒルを楽しみ、その映像を撮影しようとしていた。メンバーはミンジュンと従妹のヒョンジ(キム・イェウォン)、イサク(イ・テファン)とスア(ペ・グリン)のカップル。ヤンベ(ヨン・ジェウク)は撮影担当だ。イサクのジープに乗り込んだ5人は、雉岳山にあるヒョンジの父の別荘を目指す。

 途中、トイレに立ち寄った古い建物でヒョンジは謎の老婆と遭遇。「ここへ来てはダメ。皆、死んでしまう」と警告されるが、彼らは無視して山へ向かう。ヒョンジは父が亡くなって以来、悪夢に悩まされており、別荘へ行くことで吹っ切れようとしていた。だが、この山ではかつて連続バラバラ殺人事件があったという都市伝説も流れていた。

 早速、ダウンヒル・コースを確認するミンジュンとヤンベ。渓谷に不思議な石積みがあり、ヤンベは試しに小石を積み、撮影がうまくいくよう祈る。その瞬間、石積みが全部崩れ、ミンジュンの磁石が狂ったようにグルグルと回った。別荘へ戻ると、ヒョンジが放心状態で宙を見ている。別荘には、ヒョンジの父が残したシュメール文明の本があった。

 翌朝、ヒョンジは悪夢を見なくなったと言い、ミンジュンたちはマウンテンバイクに乗りライディングに出発する。なぜか全員のスマホが通信エラーになるが、ライディングは順調でヤンベはドローンで撮影していた。ところが、ヒョンジが転倒。彼女は森の中で少女と父の姿を夢に見る。一方、ヤンベは森の中で何かを撮影。スアは身体が痒くなっていた。

 その夜から、ヒョンジに異変が起こり、行方不明に。別荘でも、森の中でも、怪現象が4人を襲っていく。謎の赤い光、猛獣のような唸り声…この山には、一体何が隠されているのだろうか?


アジコのおすすめポイント:

都市伝説に着想を得て創作された、SFホラーサスペンスです。元になったのは「雉岳山18分割連続殺人事件」。1980年に江原道に実在する雉岳山で18分割されたバラバラ殺人事件が連続して起こるが、当時の技術では不可能な犯行であったことから迷宮入り。捜査は秘密裏に行われマスコミにも公開されていないというもの。そのため、本作の内容が明らかになった時、警察に問い合わせが殺到。地元住民からは上映禁止申請や公開中止訴訟が起こったという問題作にもなっています。もちろん、警察は「事実無根」と発表していますが、そりゃあ不安になりますよね。架空の山にすればよかったのに…と思うものの、今主流のリアリティホラーなのでやむなし。監督は新鋭キム・ソヌン。その分、真相を飛躍させて、古代文明や得体の知れない何者かを絡ませています。主演は「六龍が飛ぶ」やホン・ギルドン役で人気のユン・ギュンサン。その他、『サニー 永遠の仲間たち』『スマホを落としただけなのに』のキム・イェウォン(キム・シナ)、「オクニョ」のベ・グリン、「キム秘書はいったい、なぜ?」のイ・テファン、『SEOBOK/ソボク』のヨン・ジェウクと若手スターが揃っています。

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