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ASICRO FOCUS file no.56

「トンマッコルへようこそ」来日記者会見&舞台挨拶

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舞台挨拶はこんな感じ(拡大して見る)
2006.8.29 イイノホール(霞ヶ関)

 プレミア試写会での舞台挨拶は、記者会見の2日前、8月29日にイイノホールで行われました。まず上映前に、拍手喝采の中を4人が登場。満席の会場を見て、監督とカン・ヘジョンはお礼のご挨拶を。この日の彼女は、記者会見の時よりも大人っぽいファッションです。チョン・ジェヨンも

 ジェヨン「この映画が扱っているのは韓国の特殊な状況や戦争ですが、きっと共感して面白い映画だと思っていただけると思います」
 その後に「今日いらしてくださった皆さんはカワイイですね」と続けてにこにこ顔。

 舞台挨拶での来日はなんと初めて、というシン・ハギュンは

  ハギュン「出演作が日本で紹介されたことはありましたが、公開に合わせて舞台挨拶に来たのは初めてです。この映画は韓国で多くの方に気に入っていただいた作品なのですが、果たして日本の皆さんがどのような反応を見せてくださるか、期待もあり緊張もありどきどきしています」

Q:日本の印象について

 ジェヨン「これが4回目くらいだと思うのですが、来る度にいつも新鮮です。日本はとても清潔。きれいで爽やかなイメージがあります。物価が高いのがちょっと負担ですが(会場笑)とにかくきれいでとても整とんされているという印象です」

 日本へはよく遊びに来ているというカン・ヘジョン。日本でやりたいことは?

 ヘジョン「友人がワーキングビザで日本に来ているのですが、昨日彼女と会って誕生日を済ませてしまったので、やりたいことはやってしまいました。後は、宣伝活動を一生懸命やるだけです」(会場笑)

 食いしん坊のシン・ハギュンは

 ハギュン「日本の食べ物は口に会うので、帰る間際になると、もっとたくさん食べて帰りたいなあといつも思います。お酒もとてもおいしいので、今日は、この舞台挨拶が終わってから一杯飲みに行きます」

 そんな彼は先輩のチョン・ジェヨンとは飲み友だち。昨日も一緒に飲んだとか。

Q:好きなおつまみや食べ物は?

 ジェヨン「前に来た時においしかったので、今回は真っ先にエビを食べました。20匹くらい食べました(笑)」

 ハギュン「飲む前に食事に行ったのですが、ウナギですね。日本で老舗の鰻屋さんに行って、うな重やうな丼を食べました」

 最後に、この映画が韓国でヒットした理由と見所を語ってくれました。

 監督「韓国では戦争をテーマにした映画が何本か作られてきました。それらは悲劇的な結末だったり、戦争の暴力性を強く打ち出したものが多かったのですが、この映画は戦争をしないでいかに平和に暮らすかを紹介している作品です。大切にしなければいけないのに、普段私たちが忘れている純粋な気持ちを描いているので、そういう所を気に入っていただけたのではないでしょうか」

舞台挨拶2

TVクルーへも笑顔を送る一同と手をふるチョン・ジェヨン。
 ジェヨン「きっと私が出ているからでしょう。アハハハハ(と本人大笑いで会場も大ウケ)。それは冗談ですが(笑)この映画は戦争という暗い素材を扱っているにも関わらず、戦争そのものより、村人の純粋さに触れることによってどんどん浄化されていく、軍人たちの心に焦点を当てています。ドライな社会で暮らす現代人に、もう一度立ち止まって振り返る機会を与えたので、共感を呼び、ヒットにつながったと思います。また、監督がこれまでの韓国映画にはない、独得で新しい試みをしているので、そこも見所です」

 ヘジョン「この映画のメッセージに『平和』というのがあります。この平和という気持ちを共有したい方たちが多かったからではないでしょうか。ある人が『哲学的で頭の痛い歌は明るく歌った方がいい』と言っていましたが、難しくて辛くて皆が扱いたくない素材に対し、監督がとても繊細なセンスを込め、ビジュアル的にもメッセージ的にも充分に描いてくださったからでしょう。映画をご覧になっている間に、皆さんの間にもハッピーウィルスが侵入してくると思いますよ」

 ハギュン「やはり共感できるところが多いのが、一番の理由だと思います。今私たちが生きているこの世界も、まるで戦場のような社会です。そういう社会に生きていると、お互いを理解できなかったり傷つけあったりして、とても夢を持てないような世界に思えますが、この映画の中にはまるで夢を見ているような、童話のような世界が描かれているので、そこに共感していただいたのではないかと思います」

 『トンマッコルへようこそ』は10月28日より、全国の劇場で公開中です。


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更新日:2006.11.1
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舞台挨拶の表記
質問に関する部分
監督(パク・クァンヒョン監督)
ジェヨン(チョン・ジェヨン)
ハギュン(シン・ハギュン)
ヘジョン(カン・ヘジョン)
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