トンマッコルへようこそ (Welcome to Dongmakgol)
story
江原道の山の奥深く、神秘的な森のはずれに、その村はあった。トンマッコル。「子どものように純粋な村」の意味を持つ村。そこでは、おおらかな心の村人たちが、のんびりと自給自足の生活を営んでいた。そんな村へ、予期せぬ6人の客がやって来る。
連合軍のアメリカ人パイロット、スミス(スティーブ・テシュラー)は、偵察中に飛行機の故障で墜落。村人たちに助けられ献身的な介護を受けるが、言葉が通じないことにいらだち、手当ての仕方が悪いと不満だらけ。そこへ、薬草を取りにでかけていた村人が、頭に洗面器(ヘルメット)をかぶった2人組(シン・ハギュン、ソ・ジェギョン)を連れて来る。韓国軍の兵士と名乗る2人から、戦争が起こっていることを知らされ、「へえ」と驚く村人一同。
すると、今度は村の少女ヨイル(カン・ヘジョン)が、人民軍の3人(チョン・ジェヨン、イム・ハリョン、リュ・ドックファン)を村へ連れて来た。すかさず銃に手を延ばし、にらみ合う韓国軍の2人と人民軍の3人。村人は両軍の間で立ち往生するハメになってしまう。しかし、武器を知らず、「手をあげろ!」と言われて「なんで?」と聞き返す彼らにとっては、戦争よりもじゃがいも畑を荒らすイノシシの方が、はるかに重大な問題だった。
一晩中にらみ合いを続けていた兵士たちの間に、緊張が走る。ヨイルが面白がってピンを抜いた手榴弾が、地面に転がり落ちたのだ。幸いケガ人は出なかったが、手榴弾が食料貯蔵庫で爆発したため、蓄えてあったトウモロコシがはじけ、ポップコーンの雪が降り注ぐ…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
争いを知らない桃源郷のような平和な村「トンマッコル」に迷い込んだ敵対する3組の兵士たち。最初は反目しあっていますが、純粋で無邪気な村人たちと触れ合ううちに、人間としての優しさに目覚め、笑顔を取り戻していきます。美しい自然に囲まれたトンマッコルを舞台に、戦争の愚かさと平和について考えさせられる感動のドラマです。
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