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窓辺のテーブル 彼女たちの選択

監督:キム・ジョングァン
脚本:キム・ジョングァン
撮影:キム・ジヨン、イ・スンフン
編集:ウォン・チャンジェ
美術:シン・ユジン
衣装:イ・ミヨン
音楽:ナレ
出演:イム・スジョン、チョン・ユミ、ハン・イェリ、キム・ヘオク、チョン・ウンチェ、ヨン・ウジン、チョン・ジュノン、チョン・ジェウォン/ONE

2016年/韓国
日本公開日:2022年10月21日
カラー/シネマスコープ/70分/G
字幕:
配給:エスピーオー
©2016 Vol Media co. ltd.

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窓辺のテーブル 彼女たちの選択
(ザ・テーブル/The Table)

story

 住宅街の中にある、隠れ家のような小さなカフェ。女主人はいつもテーブルに白い花を飾り、本を読んでいる。

 AM 11:00 | エスプレッソとビール。
 有名女優のユジン(チョン・ユミ)が店を訪れる。窓辺のテーブルで待っていたのは、有名になる前の昔、交際していたチャンソク(チョン・ジュノン)だ。久しぶりの再会に高揚する二人。周囲の目も気にせず彼と再会したユジンは、微かな期待を抱いていたのだが、今は不動産会社の会社員として働くチャンソクは…。

 PM 2:30 | コーヒーとチョコレートケーキ。
 ライターとして仕事を始めたギョンジン(チョン・ウンチェ)は、久しぶりにミンホ(チョン・ジェウォン/ONE)と会い緊張していた。知り合って3日で一夜情に走った二人。だが、ミンホはそのまま旅行に出て4ヶ月も連絡がなかったのだ。彼が忘れた時計を返すつもりだったギョンジンに、ミンホはインドカレーの店で起業する予定と話し…。

 PM 5:00 | 温かいラテ。
 結婚詐欺を計画するウニ(ハン・イェリ)は、母親役のスクジャ(キム・ヘオク)と喫茶店で綿密な打ち合わせをする。ウニは経歴や人物設定を細かに教え込むが、スクジャはウニに亡くなった娘の面影を重ねていた…。

 PM 9:00 | 冷えたコーヒーと温かい紅茶。
 雨が降っている。カフェの外でタバコを喫うヘギョン(イム・スジョン)。元カレのウンチョル(ヨン・ウジン)に心を残したまま結婚を控える彼女は、ウンチョルを呼び出し、婚約者が不在の一夜を共にしたいと考えていた。さらに、結婚しても会いたいと提案するのだが…。

アジコのおすすめポイント:

同じカフェにある窓辺のテーブル席に座った4組の男女のエピソードを、定点観測のようにオムニバス形式で綴った作品です。座った二人の過去と現在と未来、会話からわかる関係と感情のずれ、想像できる4色のドラマが凝縮して描かれています。監督は『リメンバー・ミー』(2000)で監督デビューしたキム・ジョングァン。『ジョゼと虎と魚たち』韓国版では脚本も手がけました。11月26日より公開の最新作『夜明けの詩』でも心に闇を抱える人々をじっくりと描いており、人間観察力が光っています。主演はチョン・ユミ、チョン・ウンチェ、ハン・イェリ、イム・スジョンと豪華女優陣。お相手となるのはチョン・ジュノン、チョン・ジェウォン/ONE、キム・ヘオク、そして『夜明けの詩』では主演を演じるヨン・ウジンです。さて、彼女たちの決断はどうなっていくのか。自分自身の喫茶店での思い出を重ねながら観るのも、面白いかも。


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