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真犯人

監督:コ・ジョンウク
脚本:コ・ジョンウク
撮影:キム・ドンチョン
照明:ソン・ジェソク
編集:ムン・インデ
美術:イ・ミニ
武術:ソン・ミンソク、チャン・ハンビョル
音楽:チョン・ヨンジン
出演:ソン・セビョク、ユソン、オ・ミンソク、ハン・スヨン、チャン・ヒョクチン、チョン・ヘギュン

2019年/韓国
日本公開日:2020年11月27日
カラー/5.1ch/100分/G
字幕:只腰敦子
配給:クロックワークス
(c)2019 Littlebig Pictures & GOM Pictures

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真犯人(真犯/The Culprit)

story

 ヨンフン(ソン・セビョク)の妻ユジョン(ハン・スヨン)が殺された。警察でごった返す現場に親友のジョンフン(オ・ミンソク)が駆けつけ、呆然となったヨンフンを慰める。ところが、容疑者として逮捕されたのはジョンフンだった。遺体から彼の髪の毛が見つかったのだ。捜査では、二人は浮気関係にあったという。

 事件の後、ホテル住まいをしていたヨンフンが家に戻ってくる。事件当時そのままの部屋をきれいに掃除し、部屋を明け渡すつもりだった。だが、警察から遺品や資料を引き取って眺めているうちに、実際に何があったのか知りたくなり、引越しをやめて事件当時の部屋を再現する。

 そして、部屋をのぞきにきた不審な男(チャン・ヒョクチン)の身元を調べ、駐車場で彼の車を発見。男は事件番号を書いたメモを持っていた。なぜか? 男が犯人なのか? 何かを知っているのか? ヨンフンは戻ってきた男を拉致すると、ベッドに縛り付けて拷問するのだった。

 一方、ジョンフンの妻(ユソン)は夫を助けるため、最終審でヨンフンに証言してくれるよう懇願していた。拉致した男のことを知られたヨンフンは、証言する代わりに彼女にも再捜査を手伝ってもらう。ところが、男が思いがけないことを話し始め、事件の真相は混迷を極めていく…。

アジコのおすすめポイント:

妻が殺され、最初にかけつけてくれた親友が逮捕されるという展開の中、真犯人は別にいると信じる男と夫を助けたい親友の妻、そこに浮上したもう一人の男を巡る、3つ巴の推理スリラーです。時間軸が前後して進行するトリッキーな流れので、注意深く見ていかなくてはなりません。二転、三転する犯人像の挙句に訪れる、驚愕の結末。それは、劇場でお楽しみください。監督&脚本は本作で長編デビューしたコ・ジョンウク。主演は名バイプレイヤーのソン・セビョク。夫を助けるために必死な女をユソンが『母なる復讐』『幼い依頼人』を彷彿とさせる演技で絡みます。クロックワークス配給のハードな未公開作品を集めた特集「ワールド・エクストリーム・シネマ」での上映。ヒューマントラストシネマ渋谷に続き、2021年はシネ・リーブル梅田でも上映されます。


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