| SARAH サラ（Guardian）
story
埠頭から逃げるように、一台の車が走り去って行く。運転しているのは若き警部。なんとか自宅に逃げ込んだものの、追ってきた一味に襲撃されて殺されてしまう。帰宅した妻のサラ（ドミニク・ディヨセ）は、夫を発見して呆然と立ちすくむ。隠れていた幼い少女が、その光景を見つめていた。
数年後、武術インストラクターとなったサラは、娘のマルシャ（ベリンダ・カメシ）と二人で暮らしていた。夫の事件は未解決のまま、サラは自分に残されたマルシャを守るために武術を身につけたのだ。何も知らずに育ったマルシャは、殺された警部が父親だと信じ込んでいた。サラはマルシャにも武術を教えようとするが、彼女は反抗期に入っていた。
しかし突然、何者かに自宅を襲撃され、二人は命からがら脱出する。実はマルシャは、犯罪組織のボスから政治家となったオスカー（ティオ・パクサデウォ）の娘で、大臣就任をもくろむオスカーは過去の全てを消そうとしていたのだ。一方、オスカーの罪を着せられて服役していた元妻のパキタ（サラ・サンガン・カーター）は、それを知ってマルシャを取り戻そうと脱獄する…。
●アジコのおすすめポイント：
原題が示しているように、これは一人の少女を守る女の物語です。殺された夫の代わりに現れた幼女を育て、彼女を守るために格闘技シラットのインストラクターになるほど身体を鍛えた育ての母。その娘の出生の秘密が徐々に明らかになり、二人は実の父親の手先に追われ、娘の居所を知った実の母親も娘を奪い返しにきます。主人公のサラを演じるのは、モデル出身のドミニク・ディヨセ。対する犯罪組織の女パキタを演じるのは、ドラマ「CSIニューヨーク」などで活躍するハリウッド女優サラ・サンガン・カーター。『ザ・レイド GOKUDO』のティオ・パクサデウォが、過去を消そうと娘を狙う政治家を演じています。二人の母の闘いやいかに？
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