台湾の離島シリーズ第4弾
海鮮とビーチが楽しめる澎湖諸島
2006年8月16日
台湾の離島シリーズは、番外編を含めて4つの島をご紹介してきましたが、台湾にはまだまだ離島があります。今回はいくつもの島を抱えるリゾート地として人気の高い、澎湖諸島をご紹介します。
澎湖諸島は、大きな飛行場がある本島「馬公」を中心に、元はそれぞれ孤立した島であった「湖西」「白沙」「西嶼」が橋で繋げられ、一つの大きな島のようになっています。さらにその周囲に美しい島々をいくつも抱えており、64の島で澎湖県を構成しています。
位置は台湾の東側海域で、嘉義から船でも行けるようですが、台北から飛行機で50分ほどと観光するには便利な近さです。見渡す限り山がほとんどなく、平坦に近い土地で、雨も少ないので水は貴重品。冬になると季節風が強く吹きますが、胡瓜や根菜類の栽培が盛んです。周囲が海という環境を活かして漁業も盛んに行われているので、食に関しては豊かさに恵まれています。
また、あちこちにサボテンがたくさんあり、黄色い花と赤い可愛い実をたくさんつけています。特に赤い実はビタミンCを多く含み、その甘酸っぱさを利用して作られるサボテンアイス、サボテンシェークなどが、暑いリゾート地で喉を潤してくれます。
本島の馬公とその周囲の島には、歴史的建造物も多く、市内にある「天后宮」は台湾最古の馬祖廟と言われています。かつての軍事施設や軍事訓練基地として使われていた「西嶼西台」も、上空からでは分からない坑道が広がっており、見所の一つとなっています。
その「西嶼西台」の入口付近では、澎湖の名産品「花枝丸」(イカ団子)の揚げたてが1本10元で売られており、そこを訪れた観光客が必ず食べるという一品です。カリッと揚がったすり身団子のなかから弾力のあるイカが弾ける、とても美味しい一品です。
|