豪華に楽しむ台湾の朝ごはん事情
2005年10月15日
食文化の発達した台湾の人たちは、驚くほどよく食べます。そんな台湾の朝ごはん事情をご紹介します。
台湾では、一日の始まりとなる朝ごはんを抜くことは考えられません。家で食べる人もいますが、多くの人が出勤や通学途中に朝ごはんを買い込み、会社や学校で食べます。そのため、通勤時間になるとあちこちに屋台が出て、にぎやかに朝食を売ります。
主だったメニューを紹介しますと、先ず一番人気なのが、台湾風のおにぎり「ファントァン」。日本のおにぎり二つ分ほどありそうな細長い楕円形の形をしたおにぎりで、いろんな漬物や、ふわふわになるまで細かく裂いた干し肉、さらには細長い揚げパンなど、少なくても5,6種類もの具が詰め込まれています。おにぎりの中から揚げパンが出てきた時の驚きは言葉では言い表せませんが、慣れるとこのサクサク感が意外とお米とマッチしていて、癖になります。
他には、「蛋餅(タンピン)」と呼ばれる、軽食。小麦粉を練って作った皮に葱を混ぜ、多めの油で揚げるように焼き、片面に薄焼き卵を載せます。クレープ状の皮はパイのように層になっており、そのさっくり感とタマゴのしっとり感が絶妙な一品で、好みで唐辛子ソースをつけて食べます。
また、飲茶でもおなじみとなった「大根もち」も台湾では朝食メニューとして人気が高く、屋台などで焼きたてを買うことができます。
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