台湾の原住民文化を知ろう 九族文化村
2004年8月1日
夏休みの現在、台湾中部の南投縣日月潭の近くにある「九族文化村」は通常650元の入場料が8月いっぱいは350元とお得。九族文化村とは台湾の原住民を九つの文化にわけて紹介している台湾最大の文化村です。
九族といっても、原住民文化のわけ方には「鄒族」と「邵族」が一緒になっていたり、実際には十族や12族という説もあり、そのはっきりとした線引きは難しいものがあります。しかし、各地域にそれぞれの文化村は存在するものの、九族の文化を一度に知ることが出来る九族文化村は最も訪れる価値のあるところの一つだと思います。
ここで言う九族とは排灣族、阿美族、達悟族(旧称雅美族)、魯凱族、卑南族、布農族、泰雅族、賽夏族、邵族・鄒族の9つ。空中観覧車で一番上までのぼり、「娜魯灣劇場」を中心に山に囲まれた遊歩道をあるいていくと、それぞれの文化を模した部落が現れます。こうして一つづつ部落をのぞきながら木々に囲まれた遊歩道をあるいて下っていきます。
また、「娜魯灣劇場」では一日に2〜3回、各文化の衣装から伝統儀式の違いなど、たくさんのことが学べる民族文化を紹介するショーが開かれています。そのショーの最後には観客も参加できる「河渡り」のコーナーもあり、とても楽しめます。他にも「石音劇場」では伝統楽器の演奏や歌が一日2回催されます。
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