春になっても鍋料理!
人気の鍋料理2種をご紹介。
2004年4月1日
前回のレポートで陽明山の春をお届けしておきながら、今回は鍋料理とは季節感がありませんか? いえいえ、南国でありながら鍋が大好きな台湾の方々。冬は勿論、四季を通じて冷房の効いた店内で鍋を取り囲みます。台湾は鍋料理の種類がたくさんあり、100元前後で食べられる野菜たっぷりの一人用鍋もご飯時には大人気です。
その中でまずご紹介したいのは「鴛鴦火鍋」です。辛いスープとあっさりスープの2種類の味が楽しめるお得なお鍋。どこにでもある鴛鴦火鍋店のほとんどが300元前後での食べ放題となっています。魚介類から肉類、野菜、豆腐類、餃子類、正体不明のモノ…ありとあらゆる豊富な具材から食べたいものを食べたいだけ楽しめます。
台湾の若い女性がそろって大好きなのは「鴨血」。その名の通り鴨の血を固めたものを辛いスープで煮たものです。見た目は大きなレバーの塊のようですが、食べるとぷるぷるとした食感と見た目よりずっとあっさりした奥深い味が辛さと相まってとても美味しいのです。真実のほどはわかりませんが、女性のお肌にも良いとか。
鴛鴦火鍋は同時に2種の味が楽しめますが、タレのバリエーションは豊富です。沙茶醤という魚ベースの独特の茶色いタレを筆頭に、酢、醤油、ラー油、卵、ニンニク、砂糖、ゴマ、葱、香菜などを自由に組み合わせて自分好みのタレをつくります。
もう一つご紹介したいのが「酸菜白肉火鍋」です。元は大陸北方の鍋らしいのですが、最近は台湾でもとても人気があります。
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