春の到来 櫻咲きほこる
陽明山国家公園で花季開催
2004年3月15日
旧正月が終わるとまもなく訪れるのが、春を感じさせる花の季節。今年も台北市最大の自然を誇る陽明山国家公園で、日本より一足早く花季を祝うイベントが2月14日から3月14日にかけて行われました。
台北市のような大都市になると、街なかで櫻や梅、桃の花などを見かけることは少ないですが、陽明山に登れば満開の花々の美しさを楽しむことが出来ます。台北中心部からでも、バスで30分もあれば陽明山中心部まで登ることができ、そこから山の空気を味わい自然を散策していると、いつしか陽明公園へとたどり着きます。
陽明公園は各種の櫻を中心に、色とりどりの花が咲誇る花季のメイン会場です。桜並木の下では写真好きの台北っ子たちが、思い思いに写真をとりあっています。そのなかには老夫婦も少なくなく、明るい笑顔でピンクの櫻をバックに構図を話し合う銀髪の姿はほのぼのとして、それでいて堂々として見えます。最近の日本では、夫婦で写真を撮り合うなんてことも少なくなっているように思いますが、ここでは照れることなく素敵な写真をたくさん撮ることができます。
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