乗り降り無制限の二階建てヒッポバスで
シンガポールを自由自在に観光。
2004年9月6日
せっかく外国に来たからには、二階建てバスに乗ってみたい。けれども、初心者には料金や乗り方などが難しそう…と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな個人の方でも、自由自在にシンガポールの観光地をバスで回れるツアーが先月誕生しました。その名も「ヒッポ(カバ)ツアー」。シンガポールで実際に使用されている二階建てバスを改造し、二階部分はオープントップになったガイド付き観光バスです。
日中運行される「サニー・ヒッポツアー」で、24時間有効のチケット(大人23ドル、4歳から12歳までの子供13ドル)を買えば、それぞれ定められたバス停車地で乗り降り自由。例えば、シンガポールの伝統的な町並みを巡る「ヘリテイジ・ヒッポツアー」のバスに乗った場合、チャイナタウンで降りて散策してもよし。アラブストリートで雑貨を捜すもよし。はたまた、リトルインディアのムスタファセンターで激安品をゲットするもよし…と、コース内の停車ポイントであれば自分の好きなところで降りて、また乗っていいのです(バスの運行間隔は約75分)。
これなら自分のペースで、興味のあるところはじっくり観光できますよね。他にもオーチャードからシティホール周辺、リバーバリー、ボタニックガーデンを巡る「シティ・ヒッポツアー」もあります。
ちなみに日中のバスの二階はさえぎるものがないのでかなり暑いです。帽子と日焼け止め、そして水をお持ちになることを強くお勧めします。またバス一階部分にも、冷房の大変よく効いた座席がありますので、こちらでゆっくりすることもできます。
夜になると「ムーンライト・ヒッポツアー」が開催されます(大人37ドル、4歳から12歳までの子供17ドル。セントーサ島入島料金込み)。午後6時半にサンテック・シティを発車したバスは、夕暮れのシンガポールの街を抜けて一路セントーサ島へ。
ここで一旦下車して、毎夜行われる噴水を使った光と音のファンタジー「ミュージカル・ファウンテン」を見てからまたバスに乗り(所要時間約2時間)、再開発されたとはいえ以前の猥雑な雰囲気がまだ残る屋台街、ブギス・ヴィレッジやチャイナタウンを20分散策。その後、クラーク・キー、オーチャードを回って戻ってくる4時間のコースです。途中下車して切り上げることもOK。
|