国中「クリスマス」一色に!
2004年12月19日
国民の90%以上がクリスチャンの国フィリピン。クリスマスは9月からすでに始まっており、「ber months」と呼ばれる 「-ber」 がつく月、9月・10月・11月・12月(September、October、November、December)がクリスマス・シーズン。クリスマス本番の今月は、国中がクリスマス一色となります。
教会では、16日からクリスマス・イブの24日まで「Simbang gabi」が開かれます。これは、英語で「midnight mass」、スペイン語で「misa de gallo」といい、早朝4時半から行われるミサ(教会によって多少異なります)のこと。
ミサ終了後には、フィリピンのクリスマス・デザート bibingka(ココナッツミルク味のもち菓子)や puto bumbong(もち米を詰めた竹筒を蒸して作られる、紫色したもち菓子)がふるわれます。そして、この9日間の礼拝に休むことなく出席できれば、願いがかなうと信じられています。
国立フィリピン大学(UP)では、毎年17日前後に、「Lantern Parade(提灯パレード)」 が開催されます。各学部ごとに制作された Lantern が UP Dilimanキャンパス内を練り歩き、最優秀学部の Lantern が学長より表彰されます。今年は16日に開催されました。
各企業は、忘年会ならぬクリスマス・パーティーがクリスマスの1週間前に開かれ、オフィス内でもクリスマス気分満載! 大体22日頃から休暇が始まり、皆実家へと帰省します。日本と違って、あくまでもクリスマスは宗教行事で、家族や親戚と過ごす日。ぜひ一度熱帯の国でのクリスマスを体験してみてください。
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