フィリピンのファーストフード事情
2004年6月21日
はじめてフィリピンを訪れた際、驚いたことの一つが、ファーストフード店(FF)の多さ。マクドナルドをはじめ、KFC、バーガーキング、ウェンディーズなどなど、世界各国のFFが集結しています。
もちろん、ローカルも負けていません。中華料理がメインの「Chow King」、ローストチキンの「Andoks」、在日フィリピン人が懐かしむスイーツ polboron が有名な「Goldilocks」。そして、忘れちゃいけないのが、フィリピン国内FFの王者「Jollibee」! 1975年にアイスクリーム屋さんから始まり、78年に正式に「Jollibee」としてスタート。今や東南アジアをはじめ、アメリカ、スペイン、アラブ首長国連邦などに支店を持つ巨大FFとなり、国内ではマクドナルドより断然人気があります。
その理由は、フィリピン人の好みに合わせた味とメニュー設定。ソースは甘めで、ケチャップもバナナから作られる、その名も「バナナケチャップ」を使用しています。(これも甘〜い!)また、マクドナルドより安い価格で、バーガーだけでなく、甘めのミート・スパゲティ、ライス&ハンバーグ、フライドチキンなどのセットメニューも揃えています。ライスがなければ、食事をした気がしないというフィリピン人。フィリピン人の食嗜好を理解したメニュー作りが勝因のようです。
Jollibeeの目印は奇妙にかわいらしいハチ。フィリピンを旅行することがあれば、一度はこの甘い味にチャレンジしてください。
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