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憑依

憑依(チョン博士の退魔研究所:設経の秘密/Dr.Cheon And The Lost Talisman)

監督:キム・ソンシク
原作:「憑依」(ウェブトゥーン)
   作・フレッシュ&キム・ホンテ
脚本:パク・チュンソプ、キム・ソンシク
撮影:ヤン・ヒョンソク
照明:イ・ギルギュ
編集:イ・ガンヒ
美術:ペ・ジュンユン、ソ・ヨンヒ
アクション:イ・ゴンムン、チョン・テクホ
音楽:カン・ネネ
出演:カン・ドンウォン、ホ・ジュノ、イ・ソム、イ・ドンフィ、キム・ジョンス、パク・ソイ
特別出演:パク・ジョンミン、ジス、イ・ジョンウン、パク・ミョンフン、チョ・イヒョン

2023年/韓国
日本公開日:2024年9月6日
カラー/シネスコ/5.1ch/98分
字幕:福留友子
配給:ツイン
©2023 CJ ENM Co., Ltd., Filmmakers R&K

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poster

story

 チョン・ドンシク(カン・ドンウォン)は助手のカン・インベ(イ・ドンフィ)とインチキ祈祷で稼いでいる。ドンシクは祈祷師の家系に生まれたが、まったく霊力がない。だが、アメリカで精神科学を学び、医師免許も持っている博士。鈴と剣は持っているがいつも鈴は鳴らず、彼は心理治療を行なっていた。ハヌル天TVを配信しているインベは、その技術力を見込んで雇った。

 そんなある日、オ・ユギョン(イ・ソム)が仕事の依頼にやって来る。場所はケチョン郡。トンネルを抜けると、霧に包まれた家はどこも葬儀中だ。ユギョンの家に入ると、戸棚に妹のユミン(パク・ソイ)が縛られている。ユギョンはどんな霊も見える特殊な目の持ち主だった。ドンシクがユミンに近づくと、鈴が鳴った。強力な魔物が憑いている。ドンシクは七星剣で応戦する。

 ユミンに憑依しているのは、山に封じ込められている法師の梵天(ホ・ジュノ)。彼はどんな封印も解けるユギョンの目を欲しがっていたが「チルソンの剣士が現れた」と仲間に告げる。彼は町中の人々に次々と憑依。ドンシクとユギョンに襲いかかる。一方、インベは事務所に戻って骨董屋のファン社長(キム・ジョンス)に「鈴が鳴った」と伝える。

 大急ぎで祈祷の太鼓を出し、車で駆けつける二人。インベはチョン家にまつわる秘密を初めて聞かされる。ドンシクには魔物を封じる設経(ソルギョン)作りの得意な弟ドンウ(ソ・ユニョク)がいたが、行方不明に。探しにいった祈祷師の祖父(キム・ウォネ)と共に殺されてしまう。だが、祖父は設経と七星剣で梵天を山に封じていた。

 ドンシクはユミンの枕の中から呪い札を見つける。ドンウの枕にあったものと同じだ。ユミンと梵天の居場所を突き止めるため、著名な霊能者チョノン博士(パク・ジョンミン)を尋ねるドンシクたち。降臨した仙女(ジス)のお告げにより、居場所はヨンウォル山と判明。10年越しの仇を見つけたドンシクは、ユギョンの目と自分の七星剣で立ち向かう…。

アジコのおすすめポイント:

カン・ドンウォンの魅力満載の痛快な悪霊退治SFXアクションです。タイトルから恐ろしいホラー作品かと尻込みしていたのですが、まったく違っており一安心。原作は同名のウェブトゥーンで、原題からわかるように、探偵ものやハリウッドの冒険アクションシリーズの雰囲気。展開がコミカルなのもうなずけます。これはまさしく『チョン・ウチ 時空道士』の祈祷師バージョン。カン・ドンウォンが生き生きと演じているのも納得。ファン必見です。監督は本作が長編デビューとなったキム・ソンシク。『パラサイト 半地下の家族』『別れる決心』『ただ悪より救いたまえ』など大ヒット作で助監督を務めており、デビュー作をホラーでありながらクスっと笑える新感覚ホラーSFXアクションに仕立てています。冒頭に登場する依頼人の丘の上の大邸宅と芝生の庭はきっと見覚えがあるはず。夫婦役があの二人というのも笑えます。娘役は『同感 〜時が交差する初恋〜』のチョ・イヒョン。頭脳派祈祷師のカン・ドンウォンが人間に憑依して生きてきた魔物のホ・ジュノ相手に、まさに鬼滅の刃を振るう新感覚ホラーアクションをご堪能ください。


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