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リバウンド

リバウンド(リバウンド/Rebound)

監督:チャン・ハンジュン
脚本:クォン・ソフィ、キム・ウニ
撮影:ムン・ヨングン、カン・ジュシン
照明:パク・チソン
編集:ホ・ソンミ、チ・ヒョンジン
美術:キム・チャンヒョン
武術:パク・ヨンシク
音楽:カン・ネネ
出演:アン・ジェホン、イ・シニョン、チョン・ジヌン (2AM)、キム・テク、チョン・ゴンジュ、キム・ミン、アン・ジホ、イ・ジュニョク、イ・デヒ、キム・スジン、チャン・ヒョンソン

2023年/韓国
日本公開日:2024年4月26日
カラー/16:9 シネマスコープサイズ/5.1ch/122分
字幕:根本理恵
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
©2023 NEXON Korea Corporation, B.A. Entertainment, Walkhousecompany
2023年 ウーディネ極東映画祭 観客賞
2024年 大韓民国ファーストブランド大賞
 新人男優賞(キム・テク)

poster

story

 2010年10月、かつては全国大会で優秀したこもある釜山中央高校のバスケットボール部は弱小チームなり果て、廃部の危機に面していた。しかし、OBからの反対も予想され、試合には出ず形だけの部として存続することになる。コーチは公益要員として働いている25歳の卒業生カン・ヤンヒョン(アン・ジェホン)に任された。安くあがるからだ。

 4人残っていた部員は、さらに2人になってしまう。だが、カンはかつて全国大会でMVPに選ばれた経歴の持ち主。プロでは活躍できなかったが、部を建て直すため戦力となる部員集めを始める。しかし、リストアップした候補たちに電話するも、ことごとく断られる。

 そこでサッカー部を訪れ、背の高い生徒ホン・スンギュ(キム・テク)を発見。うちに来ればセンターになれる、と声をかける。さらにストリートバスケットで目立っていたチョン・ガンホ(チョン・ゴンジュ)にも声をかけた。他校のバスケ部で活躍するチョン・キボム(イ・シニョン)は、背が伸びないためスランプに陥っていた。MVP経験者の彼はソウルに転校する予定だったが「主力になれる」という誘いに揺れる。

 もうひとり、家庭の事情で賭けバスケの試合中、喧嘩になって警察に捕まったペ・ギュヒョク(チョン・ジヌン)を、カンが叔父に化けて救った。しかし、ギュヒョクは反抗的。カンは名刺を渡しておくことにする。そして、カンが前から声をかけていた後輩のハン・ジュニョン(イ・デヒ)がやって来た。ソウルに行くと思われていた202cmの有名選手だ。ジュニョンの参加で、キボムとギュヒョクも参加する。

 7人は夏の群山大会を目指して猛特訓。最後はジュニョンにボールを渡す作戦で試合に臨む。ところが当日、ジュニョンは対戦相手の強豪校、ソウルの龍山高校の部員として登場する。作戦変更を余儀なくされたメンバーはチームワークが機能せず、熱くなりすぎた監督もテクニカルファウルをもらい、チームは6ヶ月の出場停止処分に。猛反省したカン・ヤンヒョンが思い出したのは…。


アジコのおすすめポイント:

2012年、韓国中を驚きと感動の渦に巻き込んだ奇跡の実話の映画化です。主人公は指導経験のない新人コーチと寄せ集めの部員6人。廃部寸前だった高校バスケットボール部が情熱だけで奇跡の復活を遂げ、選手の負傷などで控えがいない中、極度の疲労と戦いながら決勝まで戦い抜きます。まさに、手に汗握る展開で熱くなり、まるで自分も観客席にいるような感動が味わえます。この映画のようなリアルストーリーを作りあげたのは、脚本家出身で『ライターをつけろ』(02年)で監督デビューしたチャン・ハンジュン監督。脚本を『工作 黒金星と呼ばれた男』など実話ベースのヒット作で定評のあるクォン・ソンフィが手がけ、さらに大ヒットドラマ「シグナル」など数多くのヒット作を持つキム・ウニも参加。実話に忠実にという監督の意向をふまえ、より完成度の高い脚本にブラッシュアップされました。キャスティングもオーディションが行われ、本人に似ている俳優が選ばれています。監督役は多彩な役柄を自在に演じる釜山出身のアン・ジェホン。選手たちは「愛の不時着」で注目されたイ・シニョン、2AMのチョン・ジヌン、映画・ドラマで活躍するチョン・ゴンジュ、アン・ジホ。キム・テクはバスケットボール選手から俳優に転向し、本作が映画デビューとなりました。バスケ経験のない俳優たちも猛特訓を受け、全員がリアルな演技を見せてくれます。美術スタッフも当時の様子を再現。ロケ地や体育館、選手の髪型から小物にいたるまで、徹底的にこだわっています。そして、モデルとなった本人の皆さんも特別出演しているそうです。リアリティにこだわった監督インタビューも合わせてご覧ください。

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