story
ロンドンでテロリストのオマル・ザファル(ダニー・デンゾンバ)が逮捕され、インド警察のナンダ大佐(ジミー・シェーギル)が確認にやって来た。長年追ってきた凶悪犯だ。犯罪人引渡条約が締結されれば移送できる。だが、厳重な牢に入っていたザファルは余裕の笑みを浮かべ、手下たちがビルの外から侵入。ナンダ大佐は殺されてしまう。
ヘリで逃走したザファルは、犯罪人引渡条約の締結を阻止するため、植民地時代にインドからイギリスに持ち出されたダイヤ「コヒヌール」をインド人に盗ませようと計画。やがて、ロンドン塔に安置されていた「コヒヌール」が何者かに盗まれ、犯罪人引渡条約も締結されなかった。
インド北部のシムラー。カナダで両親を亡くし、幼い頃から祖母(カムレーシュ・ギル)と暮らしているハルリーン(カトリーナ・カイフ)は美人なのに恋人がいない。シムラー銀行に勤めているが出会いがなく、焦りを感じていた。テレビでトゥルー・ラブ・ドットコムのCFを見て登録。ヴィッキー・カプールという男性と会うことにする。
その頃、プラハでは「コヒヌール」を盗んだ男、ラージヴィール(リティク・ローシャン)がザファルの手下たちと取引をするが決裂。一方、首相から抗議を受けたインド公安も、犯人を捜していた。そして、シムラーで起こった火災の映像の中に、犯人らしき人物を発見する。
ハルリーンは約束のレストランでヴィッキーを待つが、なかなか現れない。そんな彼女の姿を見たラージヴィールは、美しい彼女に惹かれてしまう。そのままレストランに入っていくと、ハルリーンも彼の姿に一目惚れ。ヴィッキーと勘違いしたまま、ちぐはぐな会話を続けダンスを踊る。
ところが、ハルリーンがトイレに行っている間に、ラージヴィールは追ってきたザファルの手下たちと乱闘。ハルリーンが夢心地で戻ると店は壊されヴィッキーは消えていた。残ったのは、修理費込みの長い請求書だけ。そこへ、遅れてきた本物のヴィッキーが現れたのだった。
帰り道、車を運転しながら怒るハルリーン。そこへ、ラージヴィールが空からフロントガラスに降ってくる! ハルリーンのバッグに隠したダイヤを取りにきたのだ。傷の手当てをするふりをしてダイヤを取り戻した彼は、本名を名乗る。それ以来、ハルリーンはラージヴィールの謎の逃走劇に巻き込まれていく…。
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