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イントロダクション

監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
撮影:ホン・サンス
録音:ソ・ジフン
編集:ホン・サンス
音楽:ホン・サンス
出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キム・ヨンホ、イェ・ジウォン、キ・ジュボン、ソ・ヨンファ、キム・ミニ、チョ・ユニ、ハ・ソングク

2020年/韓国
日本公開日:2022年6月24日
モノクロ/1.78:1/モノラル/66分
字幕:根本理恵
配給:ミモザフィルムズ
©2020. Jeonwonsa Film Co.
2021年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞(脚本賞)
2021年 韓国映画評論家協会賞 今年の映画ベスト10

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イントロダクション(Introduction)

story

第1章
ソウル。ヨンホ(シン・ソクホ)は恋人のジュウォン(パク・ミソ)を待たせて、久しぶりに父(キム・ヨンホ)の韓方病院を訪れる。呼び出されたのだ。病院には昔なじみの看護師(イェ・ジウォン)がいて、「大きくなったわね」と懐かしそうに迎えてくれた。ところが父はなかなか現れず、そこへ大物俳優(キ・ジュボン)が来院する…。

第2章
ジュウォンは衣装デザインを学ぶため、母(ソ・ヨンファ)とベルリンへやって来た。しばらくは、母の旧友である画家(キム・ミニ)の家に居候する予定だ。家を訪ねると、彼女は歓迎してくれた。3人で散歩にでかけると、ジュウォンにヨンホから電話がかかってくる。彼女に会いたくてベルリンまで追いかけてきたのだ…。

第3章
海辺の食堂で、ヨンホの母(チュ・ユニ)が大物俳優と会っていた。ヨンホは彼の助言で俳優の道を目指すが、ある出来事で断念してしまったのだ。心配した母が相談し、二人はヨンホが来るのを待っていた。ヨンホは友人(ハ・ソングク)と共にやって来る。大物俳優は二人に次々と焼酎を飲ませ、恋人を思ってキスシーンができなかったヨンホに激怒。説教を始めるが、二人は海へ逃げ出す…。

アジコのおすすめポイント:

ホン・サンス監督が、かつて彼のもとで学んだシン・ソクホとパク・ミソのために作った作品です。最初に第1章が短編として撮影され、ベルリン国際映画祭に参加した時に第2章を撮影。その後、東海で第3章が撮影され、シン・ソクホとパク・ミソが演じる恋人たちをめぐる、3つのエピソードとして完成しました。パク・ミソは本作が長編デビュー作となります。金持ちの家に生まれ、将来が定まらない青年と、しっかりとした夢を持つ恋人。二人に何があり、どうなっていくのか。行間を想像しながら読み解いていく物語。モノクロームの映像が青年の心を際立たせ、3つの抱擁シーンに暖められます。気まぐれな愛に翻弄され、人生の機微を描く名匠ホン・サンスならではのマジックが光ります。


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