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唐人街探偵 NEW YORK MISSION

監督:チェン・スーチェン
脚本:チェン・スーチェン、ヤン・イーニン、チョウ・リアン、
   チャン・チュン、ガオ・リーファン
撮影:ドウ・ジエ
編集:タン・ホンジア
アクション監督:ウー・ガン
美術:リー・ミャオ
造形:クリス・ヒオニス
衣装:スタンリー・チョン、サマンサ・ホーキンス、
   ゲイリー・ジョーンズ
音楽:フー・シャオウー、ネイサン・ウォン
主題歌:「チャイナタウン・ロック」歌・サイレンス・ワン
エンディング曲:「Happy紐腰」歌・南征北戦NZBZ
日本語版エンディング曲:
 「Gimme That」歌・Juvenile、向井太一
出演:リウ・ハオラン、ワン・バオチャン、シャオ・ヤン、ナターシャ・リウ・ボルディッツォ、シャン・ユーシアン、妻夫木聡、ケネス・ツァン、ワン・シュン、ユン・ワー、マイケル・ピット、ブレット・アザー、バイ・リン、トン・リーヤー(カメオ出演)

2018年/中国
日本公開日:2021年11月12日
カラー/DCP/121分
字幕:水野衛子
配給:チームジョイ
© Wanda Media Co., Ltd.
2018年 北京学生映画祭 人気作品賞
2019年 フェロー諸島映画祭 人気俳優賞(リウ・ハオラン)
2018年 Iqiyi テレビ&映画賞 人気俳優賞(リウ・ハオラン)
2018年 ジャッキー・チェン国際アクション映画週間
 ベスト・スタントマン賞(チュイ・ロンロン)
 ベスト・アクション・コレオグラフィー賞(ウー・ガン)


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唐人街探偵 NEW YORK MISSION
(唐人街探案2/Detective Chinatown 2)

story

 チン・フォン(リウ・ハオラン)は相棒で叔父のタン・レン(ワン・バオチャン)から結婚式と騙されて、ニューヨークへ降り立つ。リムジンで到着したのは、チャイナタウンの大富豪アンクル・セブン(ケネス・ツァン)の邸宅。広間には世界各地から大勢の名探偵たちが集まっていた。その中には、探偵たちが推理を競うアプリ「クライマスター」でチン・フォンと2位を争う日本の野田昊(妻夫木聡)や香港のKIKO(シャン・ユーシアン)もいた。

 そこへ、NY市警のチェン刑事(ナターシャ・リウ・ボルディッツォ)が事件の説明にやって来る。アンクル・セブンの孫が殺されたのだ。被害者は眠った状態で心臓をえぐり取られており、Y時型の傷跡から犯人は左利きと思われた。類似した案件があるが、共通点は見つかっていない。ただ殺害時刻から、事件は風水と関係しているようだった。

 風水といえばタン・レンの得意分野。皆で死体発見現場へ向かうと、謎の絵記号が発見される。連続殺人事件の可能性があると睨んだチン・フォンは、野田と競争で被害者発見当時の映像から共通人物を割り出す。その男ソン・イー(シャオ・ヤン)は不法移民だった。

 アンクル・セブンは真犯人を見つけた者に500万ドルの賞金を約束する。金持ちの野田は「狩りを楽しめ」とチン・フォンに犯人探しを託して帰国。チン・フォンとタン・レンは不法移民が集まるチャイナタウンへ向かう。ソン・イーはすぐに見つかるが、彼は右利き。しかも、クライマスターに登録している探偵だった。クライマスター1位のQにヒントをもらったという。

 ソン・イーは憧れのチン・フォンとの捜査に加わる。最初の事件の殺害現場にも同じ絵記号があったため、3人はタン・レンの道教のモー師匠(ユン・ワー)を尋ねる。師匠はボケていたが、絵記号が五行に関連する魔除けの護符と判明。さらに彼らは、公園で第3の被害者を発見する…。

アジコのおすすめポイント:

中国の警察学校で学ぶチン・フォン(秦風)とタイで探偵業を営む叔父タン・レン(唐仁)のでこぼこコンビによる推理アクションエンターテインメントシリーズの第2弾です。日本では3作目の『唐人街探偵 東京MISSION』が先行公開になりましたが、そのおかげでシリーズ最高傑作と評判の本作が公開となりました。『3』よりおふざけ度は控え目ですが、本作でもアメリカの特徴をメチャクチャにパロっていて笑えます。さらに、主人公二人の個性やクライマスターとの関係、このシリーズのパターンやお約束などがわかるので、続けてみると3作目がより受け入れやすくなるでしょう。推理ものとしても、アガサ・クリスティ風な冒頭から犯人探しへの展開、チン・フォンのスーパー記憶力とプロファイリング能力が視覚化されており楽しめます。最初と最後に登場する野田昊に代わり、今回の仲間となるのはシャオ・ヤン(『共謀家族』の主人公)。Qとの関係が匂わされており、Qに呼び出された4作目のロンドン編につながりそうです。


ロイ・チウが主演したスピンオフのドラマ版も放映されたことだし、この勢いで、ぜひシリーズ第1作目も公開して欲しいものです。俳優でもあるチェン・スーチェン監督は本作のラストでカメオ出演しています。(当時はアーシャン役のトン・リーヤーと実際に結婚中)ちなみに、ケネス・ツァン演じるアンクル・セブンの部下ルー・グオフー(演じているのはワン・シュン)ですが、最近テレビドラマで活躍中の正名僕蔵さんと声もキャラも激似で、つい、見間違えてしまいました。


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