スカイハンター 空天猟(空天猟/Sky Hunter)
story
ウー・ディー(リー・チェン)とハオチェン(リー・ジアハン)は空軍学校時代からの親友。二人ともトップを争うパイロットで、同期のチャオ・ヤリ(ファン・ビンビン)はマドンナ的存在だった。そんな中、ルー教官(ウー・シウボー)の引退パーティでヤリと再会。互いに惹かれあっているのに素直になれない二人のために、ハオチェンは気を利かせるのだった。
ウー・ディーとヤリはエリートだけが選抜される秘密部隊「スカイハンター」に抜擢される。同期にはバトゥ曹長(グォ・ミンユー)や突撃隊のガオ・ユエン曹長(レオン・リー)がいた。ハオチェンは二人に内緒で海外部隊を希望しており、マブ国のダムラ基地へと旅立つ。ウー・ディーたちは、リン・ウェイフォン教官(ワン・チアンユアン)のもと、厳しい訓練と演習に明け暮れるのだった。
そんなある日、マブ国のラフマン将軍(トマー・オズ)がハオチェンの腕を見込んで彼に近づいてくる。そこへ、テロリスト集団がダムラ基地を襲撃。そこにいた人々を人質にする。中にはハオチェンら8人の中国人が含まれていた。ラフマン将軍は裏で糸を引いた裏切り者であり、ハオチェンを仲間にしようとしていたのだった。
人質解放のための彼らの要求は、捕まっているリーダーの解放だった。要求は聞き入れられるが、解放の日、個人的な恨みを持っていた軍人がリーダーを射殺してしまう。慌てた国防省は人質救出のためスカイハンターから精英部隊を募り、ウー・ディーが志願する。まずは偵察のため、ウー・ディーはリン隊長と飛び立つが、リン隊長は敵機にやられ重傷を負ってしまう。
責任を委ねられたウー・ディーは綿密な作戦を練り、ヤリのヘリコプター部隊の協力で救出作戦を開始する。
アジコのおすすめポイント:
中国空軍の全面協力により、最新鋭の中国産ステルス戦闘機J-20をはじめ、実戦で使用される戦闘機や輸送機が次々と披露されるスカイ・アクションです。監督・脚本・主演は『ドラゴン・クロニクル 妖魔塔の伝説』で謎の図書館長を演じていたリー・チェン。そして、共演は実生活の恋人ファン・ビンビン。初監督の本作ですが、音楽や特殊効果にハリウッドの著名スタッフを起用し、エンディングは人気スターのルハンが歌うなど、かなり金と力が入っております。それもそのはず、映画同様にファン・ビンビンへのプロポーズに成功。本作はスカイ・ラブ・アクションでもあった訳です。ノーギャラで出演したというファン・ビンビンですが、今、脱税容疑で渦中の人になっているのはご存知の通り。残念ながら、今年予定されていた結婚は先延ばしになりそうですね。と、ゴシップはともかく、ファン・ビンビンのパイロット姿はなかなかです。戦闘機ファンにも楽しめることでしょう。
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