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スウィンダラーズ

監督:チャン・チャンウォン
脚本:チャン・チャンウォン
撮影:イ・テヨン
照明:キム・サンチョル
編集:コ・アモ
美術:シム・ヒョンソプ
音楽:パン・ジュンシク
出演:ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、ナナ、アン・セハ、チェ・ドンムン、ホ・ソンテ、チョン・ジニョン(ゲスト出演)

2017年/韓国
日本公開日/2018年7月7日
カラー/シネスコ/5.1ch/116分
字幕:李 英愛
配給:クロックワークス
(c)2017 Showbox and Doodoong Pictures


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スウィンダラーズ(The Swindlers)

story

 2008年。悪徳商法で善良な市民の全財産を奪い取る稀代の詐欺師チャン・ドゥチル(ホ・ソンテ)が中国へ逃亡した。偽造パスポートを作ったのはジソン(ヒョンビン)の父ファン・ユソク(チョン・ジニョン)だったが、受け渡しの夜、父は自殺に見せかけて殺される。復讐を誓ったジソンは中国へ渡る。

 8年後、中国での死亡が発表されたチャン・ドゥチルの目撃情報が流れていた。元担当検事だったパク・ヒス(ユ・ジテ)は、裏金をもらっていた政治家たちから噂の出所をもみ消すよう命じられる。だが、彼自身はチャン・ドゥチルを殺して、弱みの根元を絶つことを考えていた。

 パク検事は非公式で活用している詐欺師コ・ソクトン(ペ・ソンウ)、天才ハッカーのキム課長(アン・セハ)、美人局のチュンジャ(ナナ)を招集。噂を流している詐欺師イ・ガンソク(チェ・ドンムン)を調べるうちに、イ・ガンソクを騙した詐欺師ジソンと出会う。パクは彼もチャン・ドゥチルを追っていることを知り、ジソンと手を組む。

 大企業の重役に化けたジソンはイ・ガンソクを再び利用して不動産事業の話を持ちかけ、チャン・ドゥチルの側近クァク・スンゴン(パク・ソンウン)に近づくことに成功。そして、チャン・ドゥチルが姿を現すのだが…。

アジコのおすすめポイント:

凶悪な詐欺師を見つけ出すために、詐欺師たちが罠を仕掛けるという痛快劇。しかし、実は…という、よくできたストーリー展開で、最後に大きなどんでん返しを迎え、観客もあっ!と言わされます。主人公の詐欺師を演じるヒョンビンが、さらに一皮むけた名演技で、特殊メイクにも挑戦。チンピラからエリート、様々な変身姿も披露。多才な魅力を見せてくれます。対する演技派のユ・ジテにも貫禄が出てきました。二人の演技対決も見所です。監督は『王の男』などイ・ジュニク監督の元で腕を磨いたチャン・チャンウォン。見事な監督デビュー作です。美人局のナナ、どこかで見たなあと思ったら、中国ドラマ「皇后的男人 〜紀元を越えた恋〜」に出てましたね。胸のすく結末に続編も期待したくなります。それにしても、政界をも巻き込む巨悪を暴くには、やはりこの方法しかないんですねえ。


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