アタック・ナンバーハーフ・デラックス
(Iron Ladies Roar!)
story
バレーボールの国際試合を観戦しながら、女子トークに花を咲かせるオカマちゃんたち。かつて「鋼鉄の淑女(サトリーレック)」と呼ばれた彼女たちは、自分たちが打ち立てた最もエキサイティングな出来事を回想する…。
1996年、タイ。ランパーン県で高校の体育教師をしているビー監督(スダーラット・プットプロム)は、かつて自分が率いた「鋼鉄の淑女」を復活させ、バレーボール全国大会への出場を目指すことを決意。ジュン(ウォラチャイ・シリコンスワン)、ダオ(キティパット・サマンタラクンチャイ)、ムイ(ラッタプーン・トーコンサップ)に昔の仲間を集めて欲しいと依頼する。
爽やか系イケメン青年メーン(ウィラディット・シーマライ)にも協力してもらい、ムイたちは各地を回りながら、昔の仲間や新人選手たちを次々とスカウト。市場ではトラブルメーカーのカントーク(パランユー・ロジャナワティタム)とチャレンジ精神旺盛なノイナー(パドゥン・ソンセーン)がメンバーに加わった。
さらに、ニューハーフショーで中国娘になりすまし、人気を得ていたショーガールのパーン(ウォンサパット・タンニヨム)。「性格美人コンテスト」の最終審査に落ちて傷心していたマッチョ乙女のヌ(チャイワット・トンセーン)。大学生のトム(パッダナイ・セートスワン)やムイの初恋相手チャート(アルサマン・ジッタシリ)も集まった。
こうしてビー監督のもとに集合したチームメイトたちは、様々な偏見や妨害に遭いながらも、全国大会への出場権を勝ち取るのだが…。
●アジコのおすすめポイント:
実話を元に映画化された2000年の『アタック・ナンバーハーフ』と続編『アタック・ナンバーハーフ2 全員集合』(02)が、装いも新たにパワーアップして甦ったのが本作です。監督はコメディ作品を得意とする新鋭ポット・パセート。監督によれば本作は実話により忠実に描いているとのこと。恋愛模様は脚色したものの、トレーニングや試合展開はすべて事実だそうです。それにしても注目したいのは、オカマちゃんを演じるイケメンキャストたち。人気俳優や歌手、ボディビルダーなどをあえて選んだのだとか。厚化粧の下にある実物(公式サイトで一部紹介中)を見ると驚きますよ!
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