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探偵なふたり

監督:キム・ジョンフン
脚本:キム・ジョンフン
撮影:キ・セフン
照明:キム・サングァン
編集:ナム・ナヨン
美術:キム・ジュン、チェ・ヨンシク
衣装:ハム・ヒョンジュ
VFX:キム・ヨンス
特殊効果:ホン・ジョンホ
アクション監督:イム・ワンソプ
音楽:チョン・ジュンハン
出演:クォン・サンウ、ソン・ドンイル、ソ・ヨンヒ、パク・ヘジュン、イ・スンリョン、チョ・ボンネ、チ・デハン、イ・スンジュン、ホン・ソヒョン

2015年/韓国
日本公開日/2016年1月20日
カラー/シネスコ/5.1ch サラウンド/120分
字幕:神田外語大学字幕制作チーム
字幕監修:本田恵子
配給:CJ Entertainment Japan

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探偵なふたり
(探偵、ザ・ビギニング/Accidental Detective)

story

 国内最大の未解決殺人事件サイトを運営する有名ブロガーで、プロファイリング同好会の会長でもあるカン・デマン(クォン・サンウ)。だが実生活では、漫画喫茶を運営しながら幼い娘ホンジ(ホン・ソヒョン)の世話をし、働く妻ミオク(ソ・ヨンヒ)の顔色をうかがって暮らす日々。そんなテマンの楽しみは、親友で刑事のジュンス(パク・ヘジュン)がいる警察署で取り調べに潜り込むことだった。

 一方、かつて「広域捜査隊の人喰いザメ」と呼ばれていたこともあるノ・デス(ソン・ドンイル)は、いつも事件に口を挟んでくるテマンを疎ましく思っていた。この日もノ刑事に追い出されたテマンは、ジュンスから飲みに誘われるが、共通の友人ヨンギュ(イ・スンリョン)との約束があって別れる。同じ頃、ジュンスはヨンギュの妻に呼び出され、離婚の相談を受けていた。

 翌朝、泥酔したテマンはヨンギュの家で目覚める。ヨンギュはまだ眠っている。トイレを借りたテマンは子どもの泣き声を聞き、ヨンギュの妻が殺されているのを発見する。これが第一の事件だった。そして、ジュンスが容疑者として逮捕されてしまう。様々な物証がジュンスを犯人に仕立てていった。しかし、テマンとノ刑事はこれらを不審に思い、ジュンスを救うため非公式での捜査を始める。

 妻から子守を押し付けられ、テマンはやむなく赤ん坊のホンジを抱きかかえたまま捜査に出ることに。ことごとくぶつかってばかりいる二人だったが、そんな中、第二の殺人事件が起こる…。

●アジコのおすすめポイント:

刑事になれなかった男と左遷されたベテラン刑事がコンビを組み、絶体絶命の難事件に挑んでいくサスペンスコメディです。キム・ジョンフン監督が06年に執筆し、当時のシナリオコンテストで大賞に輝いた脚本を映画化しました。主演は実生活を想像させるイクメンぶりが楽しいクォン・サンウと、初めて髪の毛をシルバーに染めてベテラン刑事を演じたソン・ドンイル。最初はぶつかってばかりの二人が徐々に打解け、持ちつ持たれつの仲になっていく様も楽しいバディ・ムービーです。事件そのものはかなり凄惨でトリッキー。芸達者なソン・ドンイルに絡むクォン・サンウが絶妙で、今回はマッチョな肉体を封印。シャーロック・ホームズ並みの推理力を発揮する頭脳派に扮しています。さらに、その娘役を演じた生後7ヶ月のホン・ソヒョンちゃんの見事な演技にもご注目を。原題に「ザ・ビギニング」とあるように、本作はシリーズ化の可能性もありそう。まずは、コンビ誕生編をじっくりとお楽しみください。


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