logo

メモリーズ 追憶の剣

監督:パク・フンシク
脚本:チョ・アルム、パク・フンシク
撮影:キム・ビョンソ
編集:オ・ミョンジョン
美術:ハン・アルム
武術:シン・ジェミョン
音響:ハン・チョリ
音楽:モグ
出演:イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ゴウン、イ・ジュノ(2PM)、キム・テウ、イ・ギョンヨン、ペ・スビン

2015年/韓国
日本公開日/2016年1月23日
カラー/スコープサイズ/ドルビーデジタル/120分
字幕:根本理恵
配給:クロックワークス
(c)2015 Lotte Entertainment

p2

p3

メモリーズ 追憶の剣
(侠女:刀の記憶/Memories Of The Sword)

story

 高麗王朝末期。隠れ里で育ったホンイ(キム・ゴウン)は、ウォルソ(チョン・ドヨン)から剣術や武術の腕を仕込まれ修練を積んでいた。その日、時の権力者ユベク(イ・ビョンホン)が主催する武術大会を見物したホンイは、勝ち進む若者ユル(イ・ジュノ)に魅かれて飛入り試合。ユルにも勝る彼女の見事な剣さばきに忘れ難い女性の面影を見たユベクは、逃げるホンイを追い詰めて試合を挑む。しかし、機転を利かせたホンイが勝つ。

 里へ戻り、得意げにその話をするホンイに、ウォルソは昔話を聞かせる。かつて同志だった3人の剣士、ドッキ(イ・ビョンホン)、ソルラン(チョン・ドヨン)、ブンチョン(ペ・スビン)が反乱を起こしたこと。ソルランの恋人ドッキが裏切って仲間のブンチョンと妻子を死に追いやり、生き延びた赤児をソルランが育てたこと。ウォルソは「あなたの両親を殺したのは私とユベク」と打ち明け、次に会う時はどちらかが死ぬ時、とホンイに剣を渡し追い出してしまう。

 突然の告白に混乱したホンイは、行くあてもなく酒に酔いつぶれる。見かねて彼女を家に連れ帰ったのは、宮中に登用されたユルだった。彼女が女とわかりユルは動揺するが、恋心が芽生え放っておけなくなる。ユルの制止も聞かず、ホンイはユベクを倒すため宮廷に向かうが、冷酷なユベクから致命傷を負わされて湖に捨てられる。

 ホンイを救い出したのは、ウォルソとなったソルランの師匠(イ・ギョンヨン)だった。ホンイの無事を確認したウォルソは、ホンイを師匠とユルに託し、自ら過去の決着をつけるため、剣を手にユベクの元へ向かう…。

●アジコのおすすめポイント:

『王になった男』以来、海外作品への出演が続いていたイ・ビョンホンの主演復帰作第一弾です。これはまさに、悲劇の恋人たちによるソードアクション。愛と裏切りで引裂かれ、18年後に再会する二人を、冷酷さと哀愁を漂わせるイ・ビョンホンと強さの中に情念を秘めるチョン・ドヨンが熱演。そこへ、キム・ゴウンとイ・ジュノという新世代による純愛がフレッシュに描かれ、相乗効果を生み出しています。真実がわかってもなお、突き進まねばならないラストに涙することでしょう。監督は『初恋のアルバム 〜人魚姫のいた島〜』のパク・フンシク。当時、金庸の「射鵬英雄伝」(中国の武侠小説で数々の映画・ドラマ化作品あり)を読んで着想を得た監督が、感情を込めたアクションとして完成させました。そのために、スタントなしでアクションシーンに挑んだ俳優たちの渾身の演技にもご注目を。


p4p5p6

▼公式サイト 閉じる