ドラゴン・フォー3
秘密の特殊捜査官/最後の戦い
(四大名捕大結局/The Four Final Battle)
story
無情(リウ・イーフェイ)は汚名を着せられた父と一族の虐殺が、皇帝(アレックス・スー)の命令を受けた鉄手(コリン・チョウ)の仕業だったと知り、神侯府を去って失意の日々を送っていた。ロン(ドン・チャオ)が訪ねてきても、心を開こうとせず、彼らは分裂の危機に面していた。
救った無情をわが子のように育ててきた鉄手も失意の中、車椅子の代わりに、自分の意思で脚を動かすことができる特殊な装置を作り、無情に渡して立ち去った。
一方、皇帝は民の暮しを視察するため、お忍びで城下にくり出す。そして、船遊びに紛れ込んでいる時、六扇門とロンたちが遠くから見守る前で船が爆破され、皇帝は行方不明になってしまう。敵がいる宮廷へも戻れない皇帝が頼れる場所は神侯府しかない。
しかし神侯府では、そのことを知った無情が先回りし、親の仇である皇帝を捕えてしまう。親王(ウェイス・リー)たちと共に皇帝を探していた諸葛正我(アンソニー・ウォン)は、「人は恨みで生きてはならん」と無情を諭し、ロンとツイ・ミン(ロナルド・チェン)を警護に付け、信頼できる大臣の元へ皇帝を送り出す。
アン家とつながっている六扇門の隊長ジー(ジャン・イーエン)は、捕らえた妖女ルーイン(エイダ・リウ)を密かに逃していた。アン・ユンシャン(ユー・チェンフイ)は皇帝がいない隙に、皇帝を廃位しようするが、霊芝となった息子のアン・シーゲン(ウー・ショウポー)は興味を示さず、愛するジーの前で自身を閉ざす。
●アジコのおすすめポイント:
昨年11月に『ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官/隠密』、『ドラゴン・フォー2 秘密の特殊捜査官/陰謀』と続けて上映されたシリーズの完結編です。アンソニー・ウォン扮する諸葛正我が率いる皇帝直属の特務機関「神侯府」の凄腕メンバー4人の活躍を描く本作。冷徹な警察機構の「六扇門」に比べて、いつも和気藹々と食事を楽しむ「神侯府」はとても人間くさくに描かれており、リウ・イーフェイとコリン・チョウとの関係、ドン・チャオを巡るリウ・イーフェイとジャン・イーエンの関係、その他、周囲の人々の恋愛模様も含めて、人間ドラマがうまく描かれているところも、本シリーズの魅力と言えるでしょう。完結編ではアレックス・スー扮する皇帝も出番が多く、見せ場も用意されています。前2作を復習して観ると、より楽しめます。ちなみに、親王を演じるウェイス・リーは裏切りませんのでご安心を。
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