コードネーム:ジャッカル (ジャッカルが来る/Code Name : Jackal)
story
事故死や自殺に見せかけて殺しを遂行する伝説の殺し屋ジャッカル。性別も素性もわからず、その素顔を見たものはいない。そのジャッカルが引退前の最後のターゲットとして選んだのが、イケメンのトップスター歌手チェ・ヒョン(キム・ジェジュン)。ジャッカルはチェ・ヒョンの行動を監視し、殺しの機会を伺う。
狙われているとは知らず、大物スポンサーで愛人のアンジェラ(キム・ソンリョン)からの指示で、ホテル「パラダイス」にチェックインしたチェ・ヒョン。スターとばれないよう日本人に変装し、アンジェラがやって来るのを待っていたその時、謎の女ボン・ミンジョン(ソン・ジヒョ)に捕まり部屋に監禁されてしまう。
一方、ジャッカルを捕まえることに執念を燃やしているシン警部(ハン・サンジン)も、このホテルにジャッカルが現れるという情報を突き止め、地元警察のマー本部長(オ・ダルス)の協力を得て、張り込みをしていた。しかし、マー本部長はいい加減だし、ホテルのフロント(ソ・ドンウォン)たちも曲者揃いだった。
ミンジョンは「ソニョンさんの依頼であんたを殺す」とナイフを振りかざすが、躊躇してしまう。実は彼女は、チェ・ヒョンの大ファンだったのだ。とっさにチェ・ヒョンは、自分はそっくりさんのチェ・ホンで人違いだと主張し、逃げるチャンスを伺うのだが…。
●アジコのおすすめポイント:
JYJのジェジュンが映画初主演ということで大きな話題を呼んだ作品です。日本で出演したドラマ「素直になれなくて」や、テレシネマ『天国への郵便配達人』で深い印象を残したジェジュン。その後も「ボスを守れ」「Dr. JIN」とドラマ出演が続き、歌だけでなく俳優としても注目されていますが、本作ではそんな彼が既存のイメージを壊し、ちょいワルなスター役で登場。そのせいで、ジャッカルにいたぶられ、あられもない姿まで披露しちゃいます。それもそのはず。監督は『彼女を信じないでください』で、あのカン・ドンウォンにもかっこわるい演技をさせたペ・ヒョンジュン。一方、同じく変貌した姿を披露するソン・ジヒョも見どころです。ストーカーまがいのファンかと思っていたら、実は凄腕の殺し屋。終盤に見せるアクションシーンはスタントも自分でこなしたという熱の入れよう。かっこいいです。
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