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命ある限り

監督:ヤシュ・チョプラ
原案:アディティヤ・チョプラ
脚本:アディティヤ・チョプラ、デヴィカ・バガト
撮影:アニル・ヘタ
編集:ナムルタ・ラーオ
音楽:A.R.ラフマーン
出演:シャー・ルク・カーン、カトリーナ・カイフ、アヌシュカ・シャルマ、アヌバム・ケール、ニートゥ・シン、リシ・カプール

2012年/インド
日本公開日/2013年4月20日(ボリウッド4)
カラー/5.1ch/175分/ヒンディー語
配給:日活 
2013年 フィルムフェア・アワード
 助演女優賞(アヌシュカ・シャルマ)/作詞賞(Gulzar)


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命ある限り(Jab Tak Hai Jaan)

story

 インド陸軍のサマル・アーナンド少佐(シャー・ルク・カーン)は爆弾処理のエキスパート。防護服を拒み、生身をさらして幾多の爆弾を処理して来たキャリアから「死なない男」と呼ばれ尊敬されていた。

 ディスカバリー・チャンネルの駆け出しADアキラ(アヌシュカ・シャルマ)は、秘境ラダックの湖で泳ごうとして溺れかけ、偶然湖畔でキャンプをしていたサマルに助けられる。サマルは何も言わずに立ち去ったが、アキラは残された上着のポケットに入っていた日記に気づく。そこに綴られていたのは、若き日のサマルの愛の物語だった。

 2002年、ロンドン。ストリートミュージシャンとして歌っていたサマルは、雪の教会で実業家の娘ミラ(カトリーナ・カイフ)と出会う。信心深いミラは、神様に願い事をするために教会に通い、引き換えに必ず何かを我慢する誓いを立てていた。ミラは父を喜ばせるために、サマルからパンジャービ・ソングを習うことにする。

 ミラは婚約していたが、それも父のためだった。やがて、二人の間に愛が芽生え結婚を誓いあうが、サマルが交通事故に遭い意識不明となってしまう。ミラは回復を祈るあまり、もう二度とサマルとは会わないと神様に誓う。意識を取り戻したサマルは、ミラの決意を知ってインドに帰国。神の意志に挑むべく、危険に身をさらし続けているのだった。

 アキラはサマルに興味を抱き、爆弾処理班の密着ドキュメンタリー番組を企画。強引に取材を実現させる…。

●アジコのおすすめポイント:

ラブ・ロマンスの巨匠ヤシュ・チョプラ監督の最後の監督作であり遺作です。冒頭、爆弾処理班でストイックに仕事をこなす「死なない男」シャー・ルクは、ひげ面に険しい目つきとワイルドな魅力を発散。一転して、過去の物語となるロンドン時代では、明るく陽気なストリートミュージシャンの若者を演じており、いつものお茶目なシャー・ルク。一体、何が彼を変えたのか? そして、彼はどうなっていくのか? 交通事故、運命のすれ違い、記憶喪失、三角関係…と、まるで韓国ドラマのようなダイナミックな展開で綴る、王道ラブストーリーです。本作で俳優人生初(!)のキスシーンを演じたシャー・ルク・カーン。それほど、この物語ではキスシーンが重要なキーとなっています。運命の試練を乗り越えるラストは、きっと感動しますよ。

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