未来警察 Future X-cops (未來警察/Future X-cops)
story
2080年の某都市。エリート警察官のチョウ・ジーハオ(アンディ・ラウ)は、唐代文物展のテープカットに出席するマー博士(マー・チンウー)の護衛を命じられる。画期的な太陽光発光ドームを発明したマー博士は、石油会社が放った暗殺者たちに狙われていたのだ。それは、昆虫のような武器を持つ6人のサイボーグたちだった。
護衛チームには、ジーハオの妻メイリー(ファン・ビンビン)も同行していた。そして、テープカットの瞬間、会場の地下を破ってサイボーグ暗殺集団が現れる。ジーハオはリーダーのカーロン(ルイス・ファン)と死闘を繰り広げ、カーロンの弟カーパオ(チェン・シャオフォン)を倒す。しかし、マー博士を守っていたメイリーも犠牲となってしまう。
暗殺に失敗した石油会社は、政府が極秘に開発したタイムスリップ技術を盗み出し、子供時代のマー博士を抹殺しようと企んでいた。刺客としてカーロンと妻のペイナー(タン・イーフェイ)が過去へ放たれる。その情報をつかんだ政府当局も、ジーハオを暗殺団に対抗できるサイボーグに改造して、娘のチチ(シュー・チャオ)と共に過去へ送り出す。
2020年、ジーハオはうだつのあがらない警察官として、チチと暮らしていた。「過去を変えてはならない」との命令を守り、目立たないようにしながら12歳のマー博士を探していたのだ。そんな彼を、署長のマー・ジンシャン(マイク・ハー)は温かく見守り、同僚の女性刑事シュエオー(バービー・スー)はジーハオに惹かれていた。
チチのクラスメートで悪ガキのフォ・ジンフア(シー・ユンパン)は、チチをいじめるために、チチの自慢の父親のみっともない写真を撮ろうとしていた。ところが、強盗事件の逮捕現場にでくわし、ジーハオが未来から持参した装置を使って格闘する姿を見て、「スーパーマンだ!」と憧れてしまう。そして、録画した映像でジーハオを脅し、弟子にしてもらうのだった。
●アジコのおすすめポイント:
SF超大作ですが、バリー・ウォン印満載の作品です。アメコミみたいな映像が展開するけど、CGが追い付いてないところはご愛嬌。あえて狙っているのか、バリー・ウォン? 今回のアンディは超人ロボットに変身。かなりでかいロボットスーツで登場しますが、その姿は『痩身男女』の太ったアンディをも彷佛とさせ、いつもながら彼のプロ根性には脱帽です。注目したいのは娘役を演じる『ミラクル七号』のシュー・チャオ。この頃はまだあどけなさも残り、かわいい少女姿が拝めます。少年マー博士を演じた子役の少年も、関西芸人みたいで上手い。その他、マイク・ハーが下手くそな「愛[イ尓]一萬年」を歌ったり、アンディがミカンをむいてあげたり…と小ネタも楽しめる作品となっています。
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