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作戦 The Scam（作戦/The Scam）
story
5年前、就職がうまくいかず、人生の一発逆転を狙って友人に誘われた有望株に手を出したものの、あっという間に全財産を失ってしまったカン・ヒョンス（パク・ヨンハ）。露店で買った株の本をもとに、死んだつもりで再び株を学び直した彼は、デイトレーダーとしてこつこつと腕を磨き、ある株の取引きで大金を手にする。しかしその取引きは、暴力団あがりの投資会社代表ファン・ジョング（パク・ヒスン）が仕掛けた仕手株だった。
仕手戦の作戦に失敗したジョングはヒョンスの居場所を突き止め身柄を拘束するが、彼のチャートを読む実力を知り、600億ウォン級の仕手戦のメンバーとしてスカウト。証券会社のエリート、チョ・ミンヒョン（キム・ムヨル）、在米韓国人のファンドマネージャー、ブライアン・チェ（キム・ジュンソン）、資金源となるユ・ソヨン（キム・ミンジョン）らと共謀し、資金難の水質改善研究所に投資したデサン土建の株を買い集める。
携帯電話を取り上げられ、ビルの一室に見張り付きで軟禁されたヒョンスだったが、周りはいずれも曲者揃い。デサン土建の大地主パク・チャンジュ（チョ・トクヒョン）からは、株価が下がる直前に電話をくれと密かに携帯電話を渡される。ヒョンスの経歴と才能に目をつけたソヨンも同様に、彼に携帯を渡すのだった。一方、ヒョンスもビルを抜け出して弟に連絡し、デサン土建の株を買うよう指示していた。
ところが、事態は思わぬ方向へ動きだしていた。それぞれの思惑と欲望が絡み合い、さらに伝説の仕手師たちをも巻き込んで意外な結末へと進んで行く。この前代未聞の「作戦」の行方は果たして…？
●アジコのおすすめポイント：
「オンエアー」「ザ・スリングショット 男の物語」で韓国ドラマ界に復帰したパク・ヨンハの、約7年ぶりの映画主演作品です。舞台は欲望渦巻く株売買の世界。最近は日本でもネット・トレーダーが増え、個人での株取引が盛んになっているので、興味がある方も多いのでは？ そんな独学で実力をつけたデイ・トレーダーが作戦と呼ばれる大規模な仕手戦に巻き込まれ、オタクぽかった青年から一人前のトレーダーへと成長していきます。コミカルな演技もあるのでファンは必見。脇を固める俳優陣も面白く、細かい役柄までキャラクターがよく描き込まれているのも秀逸。『セブンデイズ』の刑事役で注目されたパク・ヒスンが、神経質なエリートヤクザを好演しています。これがデビュー作となるイ・ホジェ監督は赤マル要チェック。エンディングロールでは、パク・ヨンハが歌うアップテンポな「Money」（チョPDのラップ入り）もたっぷり堪能できます。
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