ローグ アサシン(Rogue Assassin)
story
夜のサンフランシスコ。FBI捜査官のジョン(ジェイスン・ステイサム)とトム(テリー・チェン)は、埠頭で伝説の殺し屋ローグを追い詰めていた。ジョンがローグに打たれ、とどめを刺されようとした瞬間、トムの放った銃弾がジョンの顔を直撃し、彼は海へ落ちる。が、死体はあがらず、行方は謎に包まれたままだった。
ある日、ジョン一家はトムの家族を誘って、いつものように休日を過ごそうとしていた。電話で約束をし、車でトムの家に着くと、辺りは警察に包囲されている。トムの家は焼かれ、トムは妻子と共に惨殺されていた。現場に落ちていた薬莢から、ジョンはローグの仕業だと確信する。この日から、ジョンはローグへの復讐を誓うのだった。
3年後、サンフランシスコは、2大勢力の中国マフィアと日本ヤクザとの抗争の渦中にあった。そんな中、日本ヤクザの高級クラブにローグ(ジェット・リー)が現れ、アジトを壊滅させる。現場に乗り込んだジョンは、ローグの薬莢を見つけ、彼が近くにいることを感じる。
ローグは中国マフィアのボス、チャン(ジョン・ローン)と結び、港に着く金馬像をヤクザから奪おうとしていた。一方、日本では組長のシロー(石橋凌)が、有能な娘(デヴォン青木)をサンフランシスコに向かわせる。金馬像は奪われるが、チャンの部下たちも、ローグの仕掛けた罠によって殺されてしまう。ローグはシローとも結んでいたのだった…。
●アジコのおすすめポイント:
事件の複雑さや展開、男の友情、様々な人物の思惑、カメラワークなどなど…随所に香港映画の影響が見られます。が、そんなことより、ストーリーを単純に追って行った方が楽しめるでしょう。なにより、非情の殺し屋に扮するジェット・リーというのも珍しいです。ジョン・ローンも、すっかり渋いおじさまになりました。着ている着物は変だけど、石橋凌もいい味を出してます。ラストの謎解きはかなりのビックリですが、そういうことだったら、ローグの視点から描いた方が、より香港映画的だったかもしれません。そこはやはりハリウッド映画、情の部分を膨らませるより、意外な展開を重視したのでしょう。そんな風に、いろんな面で、突っ込みながらも楽しめます。
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