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それでも生きる子供たちへ

2005年/イタリア・フランス
日本公開日/2007年6月9日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/130分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
(c)2005 MK Film Productions/Sri Rai Cinema SpA

第7話「桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)」
監督:ジョン・ウー(香港)
脚本:リー・チアン
撮影:ゼン・ニエンピン
キャスト:ザオ・ツークン/チー・ルーイー/ジャン・ウェンリー/ワン・ビン/ヨウ・ヨン


それでも生きる子供たちへ
(原題:All The Invisible Children)

story

第7話:桑桑と小猫(Song Song and Litte Cat/中国)

 裕福だがいがみ合う両親のもとで暮らす、寂しい目をしたソンソン(ザオ・ツークン)は、母親に怒られ、お気に入りのフランス人形を車の窓から捨ててしまう。偶然通りかかった老人が、一緒に暮らす孤児シャオマオ(チー・ルーイー)のためにその人形を持ち帰った。シャオマオは大喜びし、育ててくれたおじいさんに孝行しようと思うのだった。

 そんなある日、おじいさんは市場でのゴミ集めの最中にトラックに轢かれてしまう。再び天涯孤独となったシャオマオは、孤児を集めて働かせる親方にもらわれ、花売りをさせられる。一方、ソンソンの母親は愛のない生活に疲れて自殺を考え、ソンソンを乗せて車を走らせていた。そして、あのフランス人形が、この少女たちを不思議な運命で引き合わせようとしていた。少女たちの命を再び輝かせるために…。



タンザ 第1話:タンザ(TANZA/アフリカ)
監督・脚本:メディ・カレフ/撮影:フィリップ・ブレロー
キャスト:ビラ・アダマ/ハノウラ・カボレ

story:夜明けと共に走り出す子供たち。その手には、体に見合わない大きさの銃があった。少年たちは「自由」の名の下にルワンダのゲリラ部隊に入隊させられた。タンザ(ビラ・アダマ)はまだ12歳。スニーカーが一番の自慢だ。真夜中、時限装置の付いた爆弾を持って建物に侵入するタンザ。彼の無垢な瞳の目の前に映った標的は、自分が憧れる教室だった…。

ブルージプシー 第2話:ブルー・ジプシー(Blue Gypsy/セルビア・モンテネグロ)
監督・脚本:エミール・クストリッツァ/脚本:ストリボール・クストリッツァ
撮影:ミロラド・グルシーカ/キャスト:ウロス・ミロヴァノヴィッチ

story:15歳のマルヤン(ウロス・ミロヴァノヴィッチ)は、出所前の最後の時間を悪童たちと楽しんでいた。少年院を出たら理髪店で働く−それが彼の淡い夢だ。しかし彼には不安があった。迎えに来た父と家族たちは、看守たちに豪華な贈り物をし、マルヤンを連れて少年院を後にする。母は更正のために息子を旅立たせようとするが、父は再び窃盗を強要してきた。そこで彼は…。

アメリカのイエスの子ら 第3話:アメリカのイエスの子ら(Jesus Children of America/米)
監督・脚本:スパイク・リー/脚本:サンキ・リー、ジョーイ・リー
キャスト:ロージー・ペレス、ハンナ・ホドソン、アンドレ・ロヨ

story:ブルックリンに住むブランカ(ハンナ・ホドソン)は、お洒落にも敏感なティーンエイジャー。母(ロージー・ペレス)と父(アンドレ・ロヨ)と3人で暮らしている。不満なのは、いろんな薬を飲まされること。ある日彼女はその訳を知る。両親はHIV感染者の上、麻薬常習者。そして自分もHIVに感染していた。エイズ・ベイビーと呼ばれていじめられたブランカは、ある日…。

ビルーとジョアン 第4話:ビルーとジョアン(Bilu e Joan/ブラジル)
監督・脚本:カティア・ルンド/撮影:トカ・セアブラ
キャスト:フランシスコ・アナウェイク・デ・フレルタス、ベラ・フェルナンデス

story:サンパウロのファベーラ(貧民街)に住むビルー(フランシスコ・アナウェイク・デ・フレルタス)とジョアン(ベラ・フェルナンデス)は、まだ幼い兄妹。鉄クズや段ボールなどゴミを集めては換金し、小銭を稼いで暮らしている。ある日、2人はリヤカーを借りて大都会に繰り出す。高く売れそうな戦利品を持って廃材屋へ急ぐが、途中でリヤカーがパンクしてしまい…。

ジョナサン 第5話:ジョナサン(Jonathan/イギリス)
監督:ジョーダン・スコット、リドリー・スコット/脚本:ジョーダン・スコット/撮影:ジェームズ・ウィテカー/キャスト:デヴィッド・シューリス、ケリー・マクドナルド、ジョーダン・クラーク、ジャック・トンプソン、ジョシュア・ライト

story:フォトジャーナリストのジョナサンは、戦地でのショックで幻覚にうなされ、人生と今の仕事に希望が持てずにいた。現実から逃れて森の中を散策していたジョナサンに、子供たちの声が聞こえてくる。声を追いかけていると、いつの間にか自分も少年の姿に戻っていた。そこで彼が体験したことは…。

チロ 第6話:チロ(Ciro/イタリア)
監督:ステファノ・ヴィネルッソ/脚本:ディエゴ・デ・シルヴァ、ステファノ・ヴィネルッソ/撮影:ヴィットリオ・ストラーロ/キャスト:ダニエレ・ヴィコリト、エマヌエーレ・ヴィコリト、マリア・グラッツィア・クチノッタ

story:ナポリへやって来た少年チロ(ダニエレ・ヴィコリト)は、窃盗団の庇護の下、金持ちから高級品を盗んで生活している。白昼堂々と高級車の窓ガラスを割り、運転していた男からロレックスを奪い去るチロ。そして、移動遊園地をやっているボスと交渉するのだ。ささやかなお願いをするために…。


●宣伝担当者のおすすめポイント:

7つの国のそれぞれの子供たちが、今この瞬間におかれている現状、そしてどんな状況においてもひたむきに生き抜く子供たちから、生きる勇気をもらるはず! 本作の収益のほとんどがユニセフ、WFPを通して世界の子供たちに寄付されるという試みに、名匠ジョン・ウーも参加。今までにない新しいジョン・ウーの世界に、心が温かく満たされること間違いなしです!

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