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胡同愛歌

監督:アン・ザンジュン
脚本:チャン・ティン
撮影:ジャン・シュウジャ
美術:ヤン・バオチェン、ニュウ・フーズー
キャスト:ファン・ウェイ/チェン・シャオイー/チャン・ウェイシュン/チャオ・ジュン/リュイ・チョン

2003年/中国
日本公開日/2007年4月28日
カラー/ビスタ/35mm/103分
配給:フォーカスピクチャーズ
2004年 モントリオール国際映画祭
 審査員大賞/最優秀主演男優賞(ファン・ウェイ)

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胡同愛歌(看車人的七月/
 The Parking Attendant In July)

story

 再婚を控え、結婚記念写真を撮ったトウ(ファン・ウェイ)は、高校生の息子シャオユー(チャン・ウェイシュン)と北京の路地裏にある胡同で暮らしている。再婚相手のシャオソン(チェン・シャオイー)は美人で、花屋を経営していた。やがて胡同に新品の婚礼家具が届けられ、近所の人たちが家具を運び入れるのを手伝いにやって来る。皆がトウの新生活を祝福していた。

 シャオユーは成績が悪く、いつも父を悩ませていたが、シャオソンの店を手伝って花の配達をしたり、駐車場の案内係で夜勤をしている父の元に夜食を届けたり。ほんとうは、父親思いの優しい子だった。ただぶっきらぼうな性格なので、素直に気持ちを表せないでいるのだ。客が捨てた花束を同級生の女の子にこっそり渡したり、いつも気にかけてくれている先生の息子が亡くなったことを知ると、先生を慰めるために自転車でバスを追いかけたりする、そんな子だった。

 ある日、シャオソンの花屋が荒らされる。やったのは彼女の元夫で、出所してきたばかりのリュウ(チャオ・ジュン)だった。リュウはシャオソンとの離婚を認めず花屋に居座った上、胡同へやって来てトウに嫌がらせをする。シャオソンは乱暴者のリュウを恐れておろおろするばかり。たまらなくなったシャオユーは、リュウをつけてに反撃に出たり、シャオソンにも辛くあたってしまう。

 トウは暴走しがちなシャオユーを心配し、立派に育って欲しい思いからある決意をする。そしてリュウに対しても、自ら反撃に出ようとするのだが…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

胡同に暮らす頑固で不器用な父とぶっきらぼうな息子の親子愛に、思わず胸が熱くなる『胡同愛歌』を、ぜひ親子で観に来て下さい。撮影が行われた「什刹海」は最も昔の雰囲気を残している胡同だそうです。数年後には姿を消してしまうかもしれない、北京の胡同をのぞいてみませんか?

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