ジャスミンの花開く（茉莉花開）
story
●茉（Mo）の物語（1930年代の上海）
小さな写真館を女手一つで切り盛りする母（ジョアン・チェン）と二人暮らしの茉（チャン・ツィイー）は、映画スターを夢見る18歳の娘。ある日、映画会社の社長モン（チァン・ウェン）に見初められ、一夜にして新進映画女優の仲間入りを果たす。彼との親密な関係は彼女の夢を叶えるが、これからという時に身籠ってしまう。モンは手術を薦めるが、怖じ気づいた茉は頑なに拒否。そこへ日本軍の中国侵攻が始まり、モンは香港へ逃走する。実家へ戻った茉は、母と愛人が同居する中、娘・莉を生むのだが…。
●莉（Li）の物語（1950年代の上海）
美しく成長した莉（チャン・ツィイー）は、バスケ部のキャプテンで労働者階級の青年ウェイ（ルー・イー）にひとめ惚れ。なかば強引に結婚して家を出るが、今までの暮らしとの落差と姑の小言に耐えられず、実家へと戻る。莉を深く愛していたジェも後を追い、彼女の実家で生活するようになる。しかし、莉は母親（ジョアン・チェン）のウェイに対する優しい気遣いに嫉妬を抱き、子どもができない苛立ちから精神を病んでいく。ウェイは、家族の幸せのために養女・花を貰い受けるのだが…。
●花（Hua）の物語（1980年代の上海）
祖母・茉（ジョアン・チェン）に育てられた花（チャン・ツィイー）が、婚約者の青年ドゥ（リィウ・イェ）を連れて帰省する。祖母は交際に反対するが、二人は婚姻届けを出して結婚。地方の大学に合格したドゥと一緒に暮らすこともなく、遠距離夫婦となる。上海の家で仕事に内職にと、精を出しながらも会える日を楽しみに待つ花だったが、ドゥには女ができ、長期休暇になってもなかなか戻って来なかった。ついに、二人は離婚手続きに及ぶが、すでに花はドゥの子を身籠っていた。老齢の茉が他界した後、一人出産の準備をする花だったが、大雨の夜に陣痛が始まり…。
●宣伝担当者のおすすめポイント：
激しくも甘美な恋が開花した…。「恋の儚さ」「幸せの脆さ」「命の尊さ」を描く、心揺さぶる感動作。チャン・ツィイーが上海を舞台に、恋に生きる3人の娘の人生 を、一人三役で見事に熱演しています。失うことを乗り越えて強く生きていく姿に、涙が止まりません。チャン・ツィイーのチャイナ服姿や妊婦服、かわいらしいめがね姿なども必見です！ 劇中では美しい歌声も披露しています。
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