五月の恋(五月之恋/Love of May)
story
台湾に住むアレイ(チェン・ボーリン)は19歳の大学生。超人気ロックバンド、メイデイ(五月天)のギタリスト、シートウ(石頭)の弟でもあり、友人たちとメイデイの公式サイトを管理していた。だが、兄に劣等感を持つアレイは、何をやるにも中途半端で惰性的な毎日を送っていた。
そんなある日、ファンからのメール管理しているうちに、中国のハルピンで京劇団の学生をしているシュアン(リウ・イーフェイ)とメールを交すようになる。自分をボーカリストのアシン(阿信)と偽ったまま…。やがて、まともに返事も出さなくなったアレイだったが、シュアンの劇団が台湾公演をやることになり、待合せの約束をしてしまう。それは、台湾の三義にある「五月の雪」と呼ばれる花をシュアンに見せるためだった。
待合せの本屋へ行ったものの、嘘をついているので声をかけられないアレイ。諦めたシュアンは一人で三義へ出発する。こっそりと後を追うアレイ。だが、シュアンが行きたかった駅への路線はすでに廃線となっており、雪のように舞う桐の花の中を歩くシュアンは寂し気だった。そして帰りの列車の中、偶然隣に座ることになったアレイの正体を、シュアンは見抜いていた。最悪の出会いだったが、嘘をついた代わりにアシンと会わせることと、もう一度三義へ連れていくことを、アレイは約束をさせられる。
翌日、三義へ行った二人は、今は廃線となっている場所のある屋敷に潜り込む。シュアンには確かめたいことがあったのだ。だが警察に見つかり、捕まってしまう。やがて屋敷の老婦人が現れ、盗みではないとわかり釈放される。シュアンは去っていく老婦人の後ろ姿を眺めていた。
短い滞在の間、次第に距離を縮めていく二人だったが、ほどなくシュアンの帰国する日がやってくる…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
台湾と中国という地政的に離れた場所に住む10代の若者男女の初々しい恋愛物語。きっかけはメールという今時な出会いをする主人公たちですが、なかなか自分の気持ちに素直になれない姿は、10代の頃の恋愛を思い出させてくれます。日本でも人気のチェン・ボーリンと本作で映画デビューしたリウ・イーフェイ演じるアレイとシュアンの、不器用ながらも純粋な恋愛は思わず応援したくなること間違いなし! また、映画の全面を彩る台湾大人気バンド「メイデイ」の音楽も聴き逃せません!
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