SPL/狼よ静かに死ね（殺破狼/SPL）
story
1994年。黒社会の首領ポー（サモ・ハン）の逮捕に執念を燃やすチャン捜査官（サイモン・ヤム）は、ワー（リウ・カイ・チー）、サム（ダニー・サマー）、ロク（ケン・チャン）の精鋭からなる特別重犯罪捜査班を率い、ついにポーの犯罪を裁判で証言する重要証人を確保した。が、裁判所への護送中に証人が何者かに暗殺され、警護にあたっていた捜査班メンバーも重傷を負ってしまう。立件は不可能となり、警察はやむなくポーを釈放した。
チャンは殺された証人の幼い娘ホイイーを引き取り、養女として育てることにする。だが彼は、暗殺事件の際に運び込まれた病院で脳腫瘍の告知を受け、将来に不安を抱えていた。3年後。病状の悪化で定年前の引退を決めたチャンに代わり、捜査班には新しいリーダーのマー捜査官（ドニー・イエン）が着任する。彼は署内でも有名な武闘派刑事で、かつて凶悪な殺人犯を素手で殴り、脳障害を負わせてしまうという苦い過去を持っていた。
チャンは引退前の最後の大仕事として、ポーの麻薬密売アジトの壊滅作戦を実行。さらにポー逮捕のため、証拠を偽造し違法行為に走る。マーは彼らを激しく罵倒するが、正義の為に命をかけている者たちが報われない現実に同じく憤りを感じていた彼は、巨悪を倒すために協力する。が、その証拠も覆され、ポーが派遣した殺し屋ジェット（ウー・ジン）による捜査班への逆襲が開始された…。
●アジコのおすすめポイント：
今やハリウッドでも監督やアクション監督として活躍しているドニー・イエンが、タイ映画『マッハ！』を観て触発され、ドラマの中からこそ生まれる感情のこもったリアルファイトシーンを演出。次世代を担うマーシャルアーツ・スター、ウー・ジンはターミネーターばりの殺し屋として登場。それぞれにキレ味のあるアクションを見せてくれます。最後までドラマとアクションが詰まった濃厚な作品です。
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