ビューティフル ボーイ(Beautiful Boxer)
story
バンコクのパッポン通り。1人の外国人記者が、ある人物を訪ねてキャバレーにやって来る。しかし、その人物は行き違いで店を出たところだった。後を追いかけた記者は、街中で喧嘩に巻き込まれる。あわやという所を強烈な一撃で助けてくれたのが、その人物、パリンヤー・ジャルーンポン(アッサニー・スワン)だった。カトゥーイ(おかま)の元ムエタイ選手パリンヤー(愛称ノン・トゥム)は、記者の求めに応じインタビューに静かに答え始める…。
タイの北部の村に生まれたトゥムは、貧しい家庭で育ちながらも心の優しい少年だった。ある日、お祭りで伝統舞踊を見たトゥムは、化粧に興味を示す。弱虫で周りの男の子や弟にまでからかわれイジメられるトゥムだったが、両親は寛容だった。
家族がチェンマイに引っ越すと、トゥムは弟と出家する。そんなある日、違法建築で母親(オラノン・パンヤウォン)が逮捕される。トゥムは、母親に会う為に毎日警察署へ行くが追い返されてしまう。そんなトゥムを助けてくれたのは、近くで食堂を経営するビーニットだった。ビーニットは、性転換をして女性になっていたが、トゥムには理想の女性のように優しく美しかった。
数年後、トゥムは町の土産物屋で働いていた。ある祭りの日、見物に行ったトゥムはひょんなことからムエタイの試合に出ることになってしまう…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
ベルリン映画祭を始め数々の映画祭で評判となり、世界中にさわやかな愛と感動を伝えた話題作がついに日本公開! タイの農村で育ったパリンヤー(愛称トゥム)は、自分は男の子の体に生まれてしまった女の子だと信じていた。いじめられっこで弱虫のトゥムだったが、村祭りのムエタイ大会に出場し勝ってしまったことから、人生が動き出す…。女の子になることを夢見たムエタイ選手の半生を描いた、実話に基づく物語。
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