フィリピン文化に触れる秋
2006年10月20日
秋といえば「行楽の秋」ですが、都心でフィリピンの文化に触れてみるのはいかがでしょう? 今回は11月に日比谷公園で開催される『フィリピン・フィエスタ』をご紹介します。
フィリピン大使館では、これまで、在日フィリピン人向けの『フィリピン・ファミリーデー』というイベントを開催してきました。それが今年、規模を拡大し、日本人もふらりと立ち寄れるイベントに生まれ変わります。会場は東京の日比谷公園で、しかも入場無料。各種ブースも設けられ、フィリピンの特産物や食べ物を楽しめる空間になっています。
そしてお楽しみのステージではイベントが盛りだくさん。まずは、世界的に知られる女性デザイナー、Patis Tesoro のファッション・ショーが注目されます。フィリピンのファッション産業に最も貢献したとされる彼女。ハンドメイドな感覚をふんだんに散りばめた彼女のセンスに、きっと驚かれることでしょう。
そして歌手では、セブ島出身で、現在日本のライブ・ハウスを中心に精力的に活動する Jay の歌声に酔いしれたいですね。彼は幼い頃より教会で歌い始め、4オクターブという広い声域で、R&Bやソウルなどを歌うシンガー。日本の多くのビッグ・アーティストとも共演するなど、その歌唱力には定評があり、現在2枚のアルバムを発表しています。J-POPシーンで最も知られるフィリピン人アーティスト、といえる彼の歌声にノックアウトされること間違いなしです。
また現地でいくつものヒット曲を放ち、賞も多数受賞しているグループ、SIDE A のライブも日本ではなかなか見ることができないだけに楽しみです。さらに日本在住のバンド、Tampipi Band も参加。バンド名は「入れ物」を意味し、世界中どこにいてもフィリピン人としての存在を忘れない、という姿勢を表現している彼らの音楽も、ほとんどの日本人にとっては初のライブと言えそうです。
|