ミュージカルの長期公演に備えての体力作りも欠かせませんが、今現在は新譜『STAR』をひっさげてのワールドツアー中。もちろん、コンサートのためにも、普段から体調には気をつけているとのこと。そのコンサートと歌手活動について、聞いてみました。
コンサートツアーは1月のリハーサル前までに終わるのですか?
アーメイ「『トゥーランドット』の間だけお休みして、終わったらまたツアーを続けます」
ぜひ、日本でもやってください。
アーメイ「私もとてもやりたいです」
それでは『トゥーランドット』とコンサートツアー後の予定を教えてください。
アーメイ「新しいアルバムを録音するつもりです。2008年の予定は、まず『トゥーランドット』、そしてワールドツアー、そして新しいアルバムです」
そうすると、次の新譜がリリースされるのは2008年の末くらいですか?
アーメイ「まだ、はっきりとは決まっていませんが、ワールドツアーの途中で時間をとって、録音する可能性もあります」
曲はもう作っておられるんですね?
アーメイ「すでに着手しています」
アーメイさんはピュマ族の出身で、原住民文化も大切にされていますが、これからの音楽にも取り入れていきますか?
アーメイ「音楽にはいろんな種類があるので、私の民族の要素が合うものがあれば取り入れますが、必ず絶対入れなくてはならないとは思っていません」
『STAR』はわりと欧米風な音作りになっていますね?
アーメイ「多分、『STAR』を作る前に留学したり、欧米の音楽をたくさん聴いたので、その影響が現れているのかもしれません。私にとってアルバムを作るのは日記を書くようなもの。ずっと続けて来た日記が、アルバムになったという感じなんです」
アメリカに行っていたんですよね? 歌の練習もしたのですか?
アーメイ「音楽ではなくて演技の勉強をしに行ったのですが、自分の知らない土地へ行って、いろいろな新しいインスピレーションを得たいというのもありました」
その頃の経験も、今回の『トゥーランドット』に活かされるかもしれません。アーメイといえば9人兄姉妹の7番目。今回の出演は家族全員で喜んでくれているそうで、家族揃って日本へ公演を観に来る計画を立てている最中とか。ちなみに、現在NHK-BS2で放送中の台湾ドラマ「ザ・ホスピタル」には妹のSAYA(張恵春)が出演しています。「似てますね」と言うと「とっても似てるんです」とうれしそう笑っていました。特に笑顔はそっくり。
今回のトゥーランドットは、どんな風に演じたいですか?
アーメイ「トゥーランドットというと、表面はとても冷酷非情で感情の起伏のない人間ですが、心の中には豊かな感情や喜怒哀楽があったのではないでしょうか。今回はトゥーランドットのキャラクターを深く掘り下げて、彼女の内面が表現されるはず。冷酷に見える彼女にも愛情があるのだという面を、表現したいと思います」
デビュー12年目にして、日本から飛び込んで来たこの大きなチャンスに、新たな飛躍への期待も高まっているようです。同時に、今回の公演は、アーメイの抜群の歌唱力を幅広い人たちにアピールする絶好の機会でもあります。ぜひ頑張って成功させて欲しいものです。そして、ワールドツアーが日本でも開催されることを祈ります。(製作発表記者会見へ)
(2007年12月4日 都内某スタジオにて)
*ASIAN倶楽部でもアーメイのインタビューをご紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。
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