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asicro interview 14

更新日:2006.9.18

アンディ3

新譜への抱負を熱く語ってくれたアンディ。

A:新しいアルバム『In The Name Of...』では、いろんな人々の物語を歌っているそうですね。

 アンディ「このアルバムは僕にとって、とても意義深いものです。昨年レコード会社を移籍し、9月にリリースされます。これは僕が今まで探し求めて来たことで、やりたかった目標でもあるので、ディスカッションを何度も重ねました。誰にでも力や勇気を与えてくれる人がいると思いますが、僕にとってそれは両親です。両親の名のもとに、父の名のもとに、母の名のもとに…あらゆることや人生に立ち向かっていける。

 そんな風に、このアルバムは人の助けになるものにしたいと思いました。そこで、詩の内容を充実させることにして、香港で最も人気があり有名な作詞家の林夕に作詞を依頼しました。彼が作詞することによって、このアルバムを聴いた知らない人同士がコミュニケートできるからです。それがこのアルバム『In The Name Of...』のコンセプト。これはとても面白いプロジェクトでした。売れるタイプのアルバムではないかもしれないけれど、とても意義深いと思います」

 この日、アンディがわざわざ用意してくれたという、新譜の3曲入りプロモーションCDをいただいたのですが、聴いてみるとなるほどいつもとは違うスタイル。ポップミュージックというよりもミュージカルのような楽曲になっており、オーケストラと合いそう。アンディの師匠でもあった、故アニタ・ムイ(梅艶芳)の影響も感じさせる唱い方になっています。

A:今の香港の音楽シーンはいかがですか?

 アンディ「大変な時期です。ひどい病気にかかってますね。問題は2つあるでしょう。1つはMP3。2つ目は、最近の若い人たちはだんだんRPGやMTV、インターネットを楽しむようになり、僕らの歌にあまり関心を向けなくなったこと。でも、この状況はどうしようもありません。できることは、ベストを尽くしていい歌を歌い、彼らの関心をなるべく引き付けることだけ。よい治療法はないけど、これは香港に限らずどこの音楽シーンでも同じでしょう」

 なるほど。ちょっと難しい話になってきたので、話題を変えて

A:すでに皆から聞かれたと思いますが、ドラマ『サイレンス』への出演はいかがでしたか?

アンディ4

兄貴っぽい笑顔がかっこいい。(全身)
 アンディ「これはシリアスなドラマです。僕と女優さん(パク・ウネ)が仔仔(ヴィック・チョウ)と出会って複雑な状況になるのですが、最後には彼らを一緒にさせます。このドラマのメッセージ、そして僕の役柄ですが、もし誰かを愛したら、相手が愛したい人を愛せるような愛を与えなければならない、ということだと思います。自分の役柄は気に入っているし、このドラマはとてもロマンチックで夢のような物語。僕も大好きなドラマです。台湾では視聴率が高かったと聞いてますし、日本では10月から放映されますよね? 中国でも8月に放映されました。皆さんも楽しんでください」

A:香港のドラマと台湾のドラマでは、何か違いがありますか?

 アンディ「それほど大きな違いはありません。香港では広東語、台湾では北京語で話します。もちろん香港でやる方が広東語が話せるから、僕にとってはラクですが、一方で香港のドラマはどちらかというと、状況や視聴者が見たい点に注意を向けています。でも台湾では、もっとアーティステック。セリフを重視していて、香港よりもっと計算されている。そこが違うところです」

A:映画出演のご予定は?

 アンディ「予定はありませんが、もしかしたら年末に映画の一部分に参加するかもしれません。(カメオ出演かな?)時期が来るまで待っていてください。来年は撮るはずですので」

A:では最後に、コンサートを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

アンディ5

落ち着いた雰囲気も出てきたアンディ。
 アンディ「広東語や北京語の歌を歌っている僕を、日本の方に観ていただけるチャンスに恵まれ、ほんとうに幸せです。どうぞ、コンサートを楽しんでください。もうすぐ会えるのを楽しみにしています。ずべての日本のファンの皆さん、素晴らしい人生をエンジョイしてください。僕の歌で皆さんを幸せにできたらうれしいです。音楽を楽しんでください」

 ここでインタビューは終了。「来年は日本でフル・コンサートが開けるといいですね」と言うと「ワオ! それこそ僕がやりいこと、僕の夢です」と目を輝かせていました。ファンの皆さん、実現のためにも、今回のコンサートでアンディをしっかり応援しましょう。

 最後のインタビューだったので、終ったらアンディもスタッフもリラックスムードに。早く買い物にでかけたいという声も聞かれました(笑)。すでに、本日よりコンサートは始まっていますが(アップが遅れて申し訳ありません!)20日は東京芸術劇場、22日には大阪フェスティバルホールでの公演が控えています。今からでも間に合うので、ぜひチケットをゲットして一流オーケストラの演奏とアンディの歌声を楽しみ、芸術の秋に浸ってください。

(取材日:2006年8月25日 ヒルトン東京のレストランにて)


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最新アルバム紹介
In The Name of...

In The Name Of...

全11曲(remix2曲含)
*3曲MV入りDVD付
*9/15発売

discography
華星レコード
・許志安(90)
・Break and Reform Collection
 (91)
・Alive!(92)
・喜歡[女尓]是[女尓](92)
・雨後陽光(93)
・從没這麼愛戀過(93)
・想説(94)
・Unique(94)
・heart(94)
・除非[イ尓]親口對我説(94)
・荒廃的樂園/Paradise Lost
 (95)
・男人最痛(96)
・驚喜交集17首(96)
・男人的感慨(97)
・愛得辛苦新舊對照17首(97)
・Made in heaven/兩情相悦
 (97)
・一切安好新舊對照17首(97)
・男人30(98)
・有聲有影全集46首(99)
・安歌16首(01)
・心水選澤(01)

正東レコード
・我的天、我的歌(97)
・看清楚(97)
・甲乙丙丁(97)
・飛得起(98)
・ANDY HUI/KELLY CHEN(98)
・好許志安(98)
・好許志安98演唱會(98)
・拉闊音樂[厭土]軸篇98(98)
・真心真意(99)
・行雷閃電。唔好[田兀]我停
 (99)
 *音楽劇RAVEサントラ
・相信愛情(99)
・世紀末精選(99)
・真心真意許志安99演唱會
 (99)
・夕徳[火軍]黄/Music Is Live
 (99)
・我們都要幸福(99)

・相信愛(2000)
・許志安+陳慧琳拉闊音樂
 第2輯(2000)
・男人心(2000)
・不一様的我(2000)
・上次(2000)
・正東5周年接力演唱會
 (2000)
・初戀[口拿][口査]麺(01)
 *ラジオドラマサントラ
・優先擁抱(01)
・這一秒、[イ尓]好不好(01)
・借イ尓耳[几/木]聴許志安
 (01)
・借[イ尓]耳[几/木]聴許志安
 演唱會(01)
・爛泥(01)
・我還能愛誰(02)
・2002許志安拉闊音楽會
 (02)
・ ROMA(02)
・新城許志安好友前程音樂會
 (02)
・愛.音樂概念精選(02)
・奪[金票](02)
 *音楽劇サントラ
・On Hits(02)
・許志安 On Show 2002(03)
・許志安好精選(03)
・拉闊音樂會/許志安+何韻詩
 (03)
・On My Story(03)
安康演唱會(03)
・Life In Music(04)
・好得很(04)
・Back Up(04)
・安哥對唱演唱會(05)
・許志安第一回合演唱會(05)
・大風吹(05)
・相愛多年(05)
愛音樂三人行(06)

東亜レコード
In The Name Of...(06)