本作のようなアート系の作品からエンタテインメント大作、アクションに時代劇と、多彩な作品に出演されています。これから挑んでみたいジャンルまたは役柄は?
ヴィッキー「いろいろな性格の人物を解釈できればと思います」
これから共演してみたい俳優や監督がいたら教えて下さい。(理由も)
ヴィッキー「チョウ・ユンファです! 『おばさんのポストモダニズムライフ』では掛け合いがなかったので、また彼と一緒に仕事をするチャンスがあればと願っています。監督でしたら、例えば、ウォン・カーウァイ、チャン・イーモウ、どちらも一緒に仕事をしてみたい監督です」
日本の映画はご覧になりますか? 日本の映画に出演するとしたら、どんな作品、または監督・共演者が希望ですか?
ヴィッキー「もちろん見たことがありますよ。最近また古い映画をたくさん復習しました。成瀬巳喜男、小津安二郎、岩井俊二が好きです」
昨年はポップアジアで来日出演され歌も披露されました。音楽活動はこれからも続けていかれますか?
ヴィッキー「音楽はそのものが美しく、演劇とは違います。演劇には何でもあってとても苦しいけれど、音楽は美しく、喜びを感じることができます。これからも音楽活動を続けていくと思います」
最後に、日本の読者へ『緑茶』の見どころとメッセージをお願いします。
ヴィッキー「『緑茶』には見所がたくさんあります。例えば北京。『緑茶』は北京のナイトライフ大全のようなものです。細かく見ればきっと発見があり、たくさんの情報を与えてくれます。その他、きれいな場面もたくさんあり、私はその中の1シーンがとても好きです。それは、私とチャン・ウェンが踊っているところで、音楽と対話が同時に進行し、幻想的な感じがあります。ちょうど平淡なものが、実はちっとも平淡じゃないように、です」
ヴィッキー・チャオの様々な魅力が詰まった『緑茶』。ますますモダンに変貌しつつある北京の最新スポットやアートスポットも登場します。これから北京を訪れたいと思っている人にも注目の作品です。
(回答日:2006年3月11日 北京にて・取材協力:シナジー・リレーションズ/撮影:中村慎吾)
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