映画『江湖』に登場した美味い体験を。
2004年8月1日
香港で4月末から公開された映画『江湖』。11年ぶりの共演で話題を呼んだ超大物スター、劉徳華(アンディ・ラウ)と張學友(ジャッキー・チョン)に、若手の星、余文樂(ショーン・ユー)と陳冠希(エディソン・チャン)が豪華主演して注目されたこの物語は、親友でチンピラの若者二人が後ちに出世して共に黒社会の大ボスとなり、再び抗争に巻き込まれていく姿がスタイリッシュな映像で描かれています。
この物語で、翼仔(余文樂=後の就哥)とTurbo(陳冠希=後の左手哥)がたまたま立ち寄って気に入り「将来、お金が貯まったら本格的なレストランを買おう!」と2人の夢となり、そして成長した就哥(劉徳華)と左手哥(張學友)がオーナーになったレストランが、今回ご紹介する『アマロニーズ・リトル・イタリー』です。
店内は映画同様、暖かな灯りで壁いっぱいに写真や絵画が飾られ、独特の雰囲気を楽しめます。映画に登場したお料理すべてがこちらで提供されたわけではないそうですが、今回はポスターにも撮影にも実際に使われているお料理の数々をご紹介します。
食事のシーンで一番に登場し、就哥(劉徳華)が食べていたのは「Proscuito and Melon」。場面が進むごとにお料理が賑やかになっていきますが、そんなテーブルの上にいつの間にか現れて、二人が食べていたのは「Bruschetta」や「Antipasto」。最後に左手哥(張學友)が食べていたのは「Spaghetti Marinara」です。また「Italian Salad」やポスターにもある「Rosemary Roast Chicken」もありました。
時代がが変わって、若かりし頃に2人で食べていたのは「Steak Pizzaiola」。こちらはポスターでは、翼仔(余文樂)の手の中に見られます。
お店の方に話を伺ってみると、当時はお店が閉店した深夜1時以降、4日間に渡って朝方まで撮影が続いたとか。ここで撮影されたからというだけでなく、食いしん坊な私としては、何度も訪れて他のメニューも試したい気分が満点です。しかし一皿の量が素敵に多いので「加減しないとすぐに、これ以上は入らなくなりそうだわ…」な〜んて弱気なことをつい口にしたりしながらも、ついつい手が伸びてしまうお料理の数々でした。
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