インドの北東部に位置するネパール王国。ヒマラヤ山脈に沿ったこの国は、登山家やトレッキング愛好家にとても人気がありますが、一般の人たちにはまだ馴染みが薄いかもしれません。が、一度訪れた人たちにはたまらない魅力があるとか。そんなネパールのことを、もっと日本の人たちに知って欲しいという熱い心から生まれた老舗のレストラン『クンビラ』の総支配人リオンさんと姉のディアナさんに、ネパールのデザートを紹介していただきました。
まず、ネパール料理の特徴とはどんなものなのでしょう?「一言で言うと『医食同源』。様々なスパイスを調合したマサラを使うのが特徴で、病気をしないよう日々の体調を維持します。味付けはマイルドです。人々が住んでいるカトマンズ付近は沖縄と同じくらいの緯度で、年中穏やかな気候なので、食事に刺激は必要ないのです。また多民族国家でもあるので、皆に好まれる味付けが残ったんですね。」
ということで、日本でいうと中辛程度のマイルドなお料理は、日本人客にも喜ばれているようです。さらにネパールは米食なので、カレーにはナンでなくライスが付いて来るのも大きな特徴。ナンやパンは一品料理として出されているそうです。
そんなネパールのデザートはというと、ヨーグルトをベースに南部で豊富に採れるフルーツを使ったものが多いようです。外食はあまりしないというネパールでは、食事もデザートも母の味。そこで『クンビラ』の創始者であるお母様の味を継いだデザート3品を紹介していただきました。
|