2015.5.29 Zepp DiverCity(お台場)
「のだめカンタービレ〜ネイル カンタービレ」のBlu-ray & DVDリリースを記念して、主演のふたりが登場するファンイベントが開催されました。場所はお台場の新名所、ダイバーシティ東京プラザ(DiverCity Tokyo)にある Zepp DiverCity。来場者全員にDVD または Blu-ray のBOX-SET1 がプレゼントされるというファンにはうれしい特典付きで、実売価格を考えると、ファンイベント付のBOX-SET1が発売前に割引価格でいち早く入手できると言っても過言ではないお得なイベントでした。
スペシャルオーケストラの演奏で登場したチュウォンとシム・ウンギョン
そして、今回のイベントでは特別編成による「のだめカンタービレ〜ネイル カンタービレ」スペシャルオーケストラも登場。オープニングは、ドラマのダイジェスト映像を見ながら、主題曲ともなっているベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が生演奏されました。続いてヴェルディの「椿姫」より「祝杯の歌」が演奏され、ワルツのリズムにのってチュウォン&シム・ウンギョンが登場します。チュウォンは黒いTシャツに黒いジャケット、シム・ウンギョンは鮮やかなグリーンのドレスにブルーのハイヒールとシックな装い。ウンギョンちゃんのドレスはウエストの部分がかすかに開いており、ときおり白い肌がのぞいておりました。
司会は記者会見に続いて、Yumiさんこと李由美さん。日本のファンを前にして、「このドラマを日本の皆さんに見て欲しかったんです」(チュウォン)、「やっと実感が湧いてきました」(ウンギョン)と笑顔の二人。特にウンギョンちゃんにとっては、ファンミーティングのようなイベントは初めてとのことで「感慨深いです」とうれしそうでした。
ユジンが指揮するSオーケストラのデビューシーンをバックにトーク
ご挨拶の後で、オーケストラの皆さんがいったん退場され、トークセッションが始まります。背景のスクリーンでドラマの見所シーンが上映され、それについての感想や思い出、裏話を二人が披露。ネイルがコンクールに挑戦して見事な演奏をしたシーンや、ユジンがお揃いのTシャツを着て「英雄」指揮をするSオケのデビューシーン、ネイルがショックを受けるユジンのピアノソロ・シーン、その前にSオケが演奏したダイナミックな「マンボ」のシーンが紹介されました。
二人ともピアノや指揮が始めてとはまったく思えない演奏ぶりに、ウンギョンちゃんは記者会見で話したように「鍵盤の位置と指の動きを覚えて、モーションを真似るようにしました」と披露。Sオケのデビューシーンがお気に入りのチュウォンは、指揮の練習を6ヶ月もこなし「リズムを乱さないよう正確な指揮を心がけ、自分なりのスタイルができるようにした」そうです。また、ピアノソロのシーンでは、その前の「マンボ」に引けを取らないようにし、さらにネイルを刺激する演奏にしなければならなくて、難しかったとも。恋のライバル、イ・ウヌが臨時で指揮をした「マンボ」シーンもハイライトの1つですが、気ぐるみを着たネイルのダンスはフリーダンスで「なぜあんな動きをしたのかわかりません」と笑っていました。
そんな二人の初共演の感想はというと、ウンギョンちゃんはチュウォンにもともと好感を持っていたそうで「重みのある俳優さんで、歌も上手くて最高」とべた誉め。撮影中も鼻歌を歌っていたり、優しいところもあれば、お茶目なところもあって…と、チュウォンを照れさせていました。一方、ネイル役にシム・ウンギョンをオファーしたのは僕とチュウォン。「この若さでこんな大変な役を演じられるのは彼女しかいません」と大絶賛。初共演にして信頼関係を気づいた二人は固い握手をかわしていました。ここでオーケストラが登場して小休止。ドラマでも登場する、アストル・ピアソラの情熱的な「リベルタンゴ」が演奏されました。
次のコーナーは、シーン再現ゲーム。チュウォンとウンギョンちゃんをリーダーに、観客の方に参加していただいて3人ずつのチームを組み、名場面に関するクイズに答えるという対抗戦。もちろん皆さん全問正解で、ハグ付きのプレゼントをもらっていました。出題された3つの質問の中で、ドラマ冒頭の眠っているユジンをネイルがなでるシーンを回答例で再現。撮影の時、チュウォンは実際に寝ていたと暴露していました。
続いては、歌える二人によるスペシャルライブ。映画『怪しい彼女』で美声を披露したシム・ウンギョンが、なんとX-Japan の「Tears」を熱唱。その間、チュウォンは舞台裏でサプライズ企画のため奔走。歌い終わったウンギョンちゃんに、バースデーケーキを運んできました。今年で21歳(韓国では数え年で22歳)になるウンギョンちゃんの誕生日は5月31日。実は昨年の『怪しい彼女』プロモーションで来日した時も、サプライズケーキが登場したのですが、今回は大好きなチュウォン先輩からケーキを運んでもらったとあって大感激していました。そして、ミュージカルスターでもあるチュウォンが歌ったのは、シン・スンフンの「バタフライ効果」でした。
この後は、終了後にハイタッチをしてもらえる50名を選ぶ抽選会。続いて、特別に撮影タイムが設けられ、ステージ上の二人を観客の皆さんが携帯やスマホで撮影するフォトセッションが行われました。最後には、観客席の皆さんとの合同記念撮影会もあり。締めの言葉として二人から本日の感想が。「ファンミーティングのようなイベントに参加できて、とても意義深く幸せでした。これからも頑張っていい演技をし、歌の練習もして、また日本へ来たいです」とウンギョンちゃん。一方、チュウォンは「今回はドラマでのイベントで新鮮でした」と続けた後、その日の朝に報じられていた鹿児島での火山噴火に触れ、被災者への気遣いをしていたのが印象的でした。
ここで終了と思いきや、再びオーケストラの皆さんが登場。生演奏をバックに、チュウォンがドラマ挿入歌になっていた「イノセント」を披露。その間、客席の最前列で歌を聴いていたウンギョンちゃんを舞台にエスコートし、ネイルに歌を捧げるなど、ドラマの世界を見事に生再現してくれました。そして、最後には二人の新作映画、シム・ウンギョンの『君を待ちながら』(モ・ホンジン監督。共演はユン・ジェムン、キム・ソンオ)と、チュウォンの『あいつだ』(ユン・ジョンヒョン監督。共演はユ・ヘジン)もしっかりPRして、イベントは幕を閉じました。
この後は、観客の皆さんのお見送りとハイタッチ会。取材したのは14時半からのお昼の会でしたが、18時半からも夜の回が行われました。最後に二人が話して映画は、奇しくも同じスリラー映画。それぞれ、父を殺した犯人の出所を15年間待っていた少女と、直感とお告げで妹を殺した殺人犯を追う男を演じています。どちらも、2015年後半に韓国で公開予定。「のだめカンタービレ〜ネイル カンタービレ」とは180度違う作品ですが、二人の新たな魅力を発見できることでしょう。映画のPRでもまた、来日してくれるといいですね。
▲「のだめカンタービレ」作品紹介|記者会見|イベントレポート ▼「恋にオチて!俺×オレ」
|