2012.7.4 シネマートホール(六本木)
Q:他国と違う、台湾ドラマの魅力はどんなところでしょう?
ピーター「文化が違うので、それぞれに特徴があると思います。制作費のかかったスペクタクルな場面といえば、アメリカや外国が多いですが、台湾はなんといっても人ですね。いつも真心を持って人に接しているので、ドラマの中にもそういう精神が反映されて、人を感動させるようなストーリーが多いと思います」
チュンニン「どんなストーリーでも、最終的に人の心を動かすのは感情です。台湾ドラマはいつも感情と密接に結びついてストーリーが展開するので、そこが特徴だと思います」
Q:一度破局した恋でも再燃する可能性があると思いますか? ご自身の体験をふまえてお答えください。(場内笑)
ピーター「…ちょっと思い出させてください…(チュンニンが盛んに入れ知恵中)。そうですね…このドラマのように、誤解があって最初は一緒になれなかったけど、誤解が解けて一緒になるということは、よくあると思います。でも、付き合っていて、性格の不一致などの理由があって別れた場合、また一緒になることはあまりないでしょう」(場内笑)
司会「ピーターさんへの質問でしたが、チュンニンさんは?」
チュンニン「自分は答えなくていいと思って笑ってたのに…(笑)。似たような意見ですが、誤解があって一緒になれなかった場合、その誤解が解けると相手への思いが余計に強くなります。ドラマの中でも二人の表情からわかるように、彼に彼女がいるとわかってとても残念な表情をしていました。その分、誤解がなくなった時は、一緒になりたいという気持ちが強くなるのです」(と、いつの間にか、ドラマの話へ。はぐらかすのがうまい!)
Q:ピーターさんは脱ぐシーンが多くて、現場では感覚が麻痺して慣れてしまったそうですが、チュンニンさんは慣れましたか? それとも、ドキドキしましたか?
チュンニン「彼はいつも家で自分と向き合っているので、麻痺するのもわかります。でも私たちは、その都度楽しませていただきました(笑)。特に泳ぐシーンですが、水から出て来た時は、皆『タオル!タオル!』と走ってピーターさんに渡しに行っていました。(ピーター「人気者だったんだ!」)麻痺するのはなかなか難しいです(笑)」
Q:ピーターさんには「台湾一美しい肉体」というキャッチフレーズがありますが、チュンニンさんにキャッチフレーズを付けてください。
ピーター「う〜ん…(チュンニン「よ〜く考えてね」)…、台湾一飢えてる人(=食いしん坊)。イナゴのように、彼女が通ったところは食べ物がなくなります」(会場爆笑)
チュンニン「食べ物を見ると目がキラキラしちゃうんです(笑)。食べる分、消費もしてますよ。運動が大好きで、ヨガとか水泳をしています」
Q:会場に来られなかったファンにメッセージをお願いします。
ピーター「皆さんの応援に感謝します。今日は、わざわざマスクを付けてきてくださった方もいます。マスクに唇の形を描いている方も。これはドラマの1シーンですね。ぜひ皆さん、ドラマの面白さをどんどん周りのお友だちに伝えて見ていただき、DVDもぜひ持っていただければと思います」
チュンニン「恋愛中の男女はとてもかっこよくて、可愛いし、美しい。アイドルドラマやラブストーリーはよくありますが、このドラマは私たち二人が出演していて息もぴったりです。それぞれの持ち味も存分に出ていますので、他のドラマでは感じられない面白さを見ていただけます。絶対、後悔しません。見どころ満点なので、ドラマを見たら恋をしたくなりますよ」
Q:励ますセリフが素敵ですが、ドラマの中で心に残った言葉は?
チュンニン「好きなセリフは『微笑んでも1日、泣きながらも1日』。人生には常にトラブルや困難が伴うので、人生に対するスタンスが大切です。困難なことがあっても、微笑んで対処していくことが大事だと思います」
ピーター「僕にとっては、セリフを覚えるのがとても大変でした。数学が苦手なのに、ドラマの中では数字がよく出て来るのです。『今から60歳まで』とか『後何分くらい』とか『何時間くらい』とか。極めつけは円周率で、3.14....を20ケタまで言わなくてはならないシーンもあり、大変でした。しかも、ある場面を撮り終えてから1ヶ月後に、監督からライティングの関係で撮り直しと言われ、ほんとうに落ち込みました」
司会「ご苦労もあったようですが、ピーターさんのセリフにはところどころに英語もありました。あれは、ピーターさんが演じるからでしょうか?」
ピーター「そうです。僕のバックラウンドから、監督が現場で付け足しました。それから、シャオシャンのお母さんは台湾語でしゃべる場面がよくあるので、文化的なコントラストもあって面白いと思いました」
司会「では、最後にメッセージをお願いします」
ピーター「あらためて、ありがとうございました。昔から日本にいる方、中国から日本へ移住した方、またわざわざ僕に会いに中国へ来られた方、またここで皆さんにお会いできてうれしく思います。ありがとうございます」
チュンニン「このドラマはラブストーリーだけではなく、とてもエネルギッシュなドラマなので、ぜひドラマを見て元気になってください。今後、二人でさらに協力して、いろんなテレビやドラマで共演したいと思います。このドラマの英語タイトル『Ring Ring Bell』はベルを鳴らせという意味ですが、私たちもしょっちゅうベルを鳴らしに日本へ来ますので、今後また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」(拍手)
締めのメッセージもきれいにまとめたチャン・チュンニン。早口ではきはきと話すチュンニンは、やはり頭の回転が早いという印象。対するピーターは、おっとり構えて(満腹だったから?)考えながらゆっくり話していましたが、これも緩急を合せた心遣いだったのかも。絶妙なコンビの新たな共演も楽しみです。
▼TOP ▲「僕らはふたたび恋をする」1・2 ▼「国民英雄-X」 ▼「愛、歓迎します〜歡迎愛光臨〜」
|