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前列左より小林薫、小雪、崔洋一、松山ケンイチ、倖田來未
後列左より金井勇太、芦名星、大後寿々花、イーキン・チェン （拡大）
新宿通りでのレッドカーペット・イベントに引き続き、新宿ピカデリーにて全国のファンが集まったプレミア試写会が開催され、舞台挨拶が行われました。
松山「この作品は撮影期間が長くて、1年くらいかかりました。撮影中に僕が怪我をして中断させてしまったせいもあるのですが、撮影前に1年間アクション練習をさせてもらいました。アクションでも何でも、1ヶ月で訓練して1ヶ月半で撮るみたいな作品がすごく多いんですが、1年間訓練をするというのはすごく稀で、今回はとても時間をかけて作られた作品です。だから、すごく説得力のある動きやキャラクターになっているし、とても素晴らしい作品になっています」
小雪「今日という日を迎えられ、皆さんの目に触れてやっと映画が終わるんだなあと実感しています。私にとっては、アクションなどほんとうに初めての挑戦で、苦しい思いもしました。でも今となってみると、自分の人生の中で非常に勉強になる点も多く、皆さんと共にいい作品を作っていくことができてとても幸せです。この映画を通して、皆さんが普段生活していく上で、何かちょっと考えるような、生きる指針になるような、そういう感じ方をしていただけたらうれしいなと思います」
小林「かつてチャンバラ少年だった私が、本格的な時代劇映画に出演したのは初めてです。松山君との初めてのシーンは、彼が信じられないくらいの高さの木の上から実際に飛び降りて来る場面で、僕はそれを見てて、無茶苦茶面白いなあと思いました（笑）。CGではなくて、ワイヤーを使ってあるんですけど、少しだけスピードを殺して降りて来るので、ほんとうに降りて来るように見えるんですよ。その中に自分も参加できるので、期待してたんですけど、私の場合、年齢のハンディがありまして（会場笑）木の上を飛び回ったり岩の上をトントンと飛び回るってことはまったくなく、船を漕ぐだけの男でした。もちろん人間模様もあるんですけど、人にこんな動きができるのかと。超人的な動きを随所に見せるんで、僕は面白くて仕方なかったです。ほんとに活劇というか、時代劇のファンになりそうです」
大後「こうして皆さんに映画を見ていただく日が近づいていることを、うれしく思っています。暑さとか、精神的にも肉体的にもすごくつらかった時もあるんですけど、完成した映画を観て、この作品に出られてほんとうに幸せだと思いました」
イーキン「ボクハ、イーキンデス。（拍手）ハロー[ｲ尓]地好！ 日本の作品に出演するのは初めての体験ですが、皆さんと一緒に手裏剣や剣術のトレーニングを受けて、この作品に臨みました。そういうところもぜひ、楽しんでください」
芦名「私は映画が始まってすぐに出て来るんですが、まず皆さんに気づいて欲しいです（笑）。この長い髪がまったくわからないような髪型をしていますし、なにより眉毛がなくなっていたりしまして（会場笑）。周りのスタッフも気づかなかったんです（笑）。最初の方に出ておりますので、気づいていただけたらうれしいです（笑）。ほとんどがワイヤーアクションでしたが、すごく身体と心が鍛えられました。スタッフ、キャストの皆さんの熱がとっても出ていますので楽しんでください」
金井「長い撮影期間だったので、僕自身待ってましたという気分です。白土三平先生の作品を実写映画化するという、非常に有意義で力のいる作業に加われて光栄です」
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手形を押している松山ケンイチと崔監督。
こうして毎年、選ばれた作品の著名映画人たちの手形が集められ、有楽町のように新宿の映画街を飾るのではないでしょうか？
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監督「私にとって初めての時代劇、しかも子どもの頃から愛読していた『カムイ外伝』からこういう映画を作ることになり、ある種の感慨もあります。40数年前の名作ですが、男女も年の差も関係なく、一度カムイになって欲しい。カムイに何か近づいて来たら、スーッとカムイがよけるシーンがありますが、一緒にのけぞってください。3D映画ではありませんが、あらゆる意味で体感していただきたいです。そうすれば、カムイの存在やカムイを取り巻く人々の人間ドラマが、なぜか今の我々にも胸を打つ部分があると思います」
最後は全員を代表して、松山ケンイチからのメッセージで締めくくられました。
松山「今あるものは全部、必要なものだから生まれて来るといつも思っています。そういう意味で『カムイ外伝』という作品も、今必要なものだから生まれて来たのだと思います。皆さんにとっても『カムイ外伝』が必要であったということになれば幸せです」
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