●スホのお祖父さんの初恋も重要なキーワードになっていますが、お二人の初恋のエピソードは?
ヘギョ「この質問は韓国でもよく聞かれるのですが、いつからが初恋になるのかよくわからないんです(笑)。物心ついて初めて好きになったのが初恋なのか、少し意識が芽生えて、心を傷めたり悲しい思いをして別れてしまったような初めての体験を言うのか、よくわからないんですが、最初に好きになった人というのであれば、高校の頃に同じ教会に通っていた年上の方がいました。その方がとても好きでした。ただ、恋愛というよりも片思いでしたが」
実は今年の6月に、13年越しの初恋の女性と結婚したばかりのテヒョンくん。
テヒョン「初恋ですか…(と、照れながら)今回、日本へ来るために、旅行鞄にいろんなものを詰めていたら、その鞄の中に入っていました。これが私の初恋です。…自分も連れて行ってくれということのようです(笑)。本人は家で待っています」
司会「つまり、映画でのピュアな純愛を、ず〜っと貫いたということですね?」
おおいに照れながら、弱々しい声で
テヒョン「はい…」(会場笑)
●お二人は初共演だと思いますが、共演の感想と撮影中のエピソードを教えてください。
テヒョン「初めての共演で、とても期待して撮影に臨んだのですが、まさに期待通りでした。ほんとうに素晴らしい女優さんです。巨済島はソウルからかなり離れていて、普段はソウルで便利な生活をしているので、島ではやや不便に感じることもありました。でも、とても美しいところで、高いお刺身も安く食べられたりして、楽しい思い出がたくさんできました。撮影中のエピソードというと、ヘギョさんと一緒に島へ行って仲良く遊ぶシーンでは童心に戻り、子どもの頃のことを思い出して楽しかったです」
ヘギョ「今回は俳優としてのチャ・テヒョンさんと一緒に撮影できて、よかったです。映画というものは皆で一緒に作るものだと周りから聞いて、撮影にのぞんだのですが、中には自分だけが目立ちたがる方もいます。そうすると、自分の演技は目立っても他の方の演技とのバランスが崩れてしまったり、一人だけが目立って相手の演技が霞んでしまうこともあります。
テヒョンさんの場合は、ほんとうに相手のことを考えて演技をし、逆に相手を引き立たせるような演技を見せてくださる、素晴らしい俳優さんです。普段のイメージは、皆さんご存じのように、見たまんま。暖かくて優しくて、まるで本当のお兄さんのような方です。エピソードというと、巨済島という島で撮っていたので、休みになるとテヒョンさんは運動もしていましたし、皆で海に行ってラーメンをゆでて食べたりとか、そういうことが記憶に残っています。一つ苦労したのは、実は子どもの頃、魚についてよくない思い出があり、魚が恐いんです。なので、海中を泳ぐシーンの撮影はちょっと大変でした」
●お二人の制服姿が印象的でしたが、ひさしぶりに制服を着ていかがでしたか? 高校生の頃はどんな学生でしたか?
制服姿が似合う微笑ましい二人。
2005 | | I Love Cinema Co., Ltd. All Rights Reserved |
|
テヒョン「ほんとうにひさしぶりに制服を着ることができて、よかったです。幸い、制服を着た私とソン・ヘギョさんはよく似合っていると言われ、とてもうれしかったのを覚えています。高校の頃は、主人公のスホとほとんど同じでした。楽しく遊んだ思い出がたくさんあります。その時のいい思い出があったからこそ、今演技をする上でもそれがベースになっているのだと思います」
ヘギョ「高校の時、私が通っていた学校にも制服がありましたが、その頃から今のような仕事に就いていたので、なかなか学校に行く機会がありませんでした。制服を着て何かをしたという思い出は、あまりたくさんありません。その代わり、今回の撮影で思う存分、悔いがないくらいたくさん制服を着ることができてとても気分がよかったです。二人とも、制服姿を楽しんで撮影できました」
司会「しかも、ポケベルというレトロな小道具も登場しますが、そういった効果はどのように感じて演じましたか?」
テヒョン「ポケベルはひさしぶりに見ました。幸い今よりも若かった頃、たくさんポケベルを使った記憶があるので、それを思い出しながら撮影しました」
ヘギョ「私も中学生の頃は持っていましたが、手にするのはそれ以来。昔は持っていたはずなのに、あらためて見てみると、とても不思議な気がしました」(続きを読む)
前後を読む P1 > P2 > P3 |▼『僕の、世界の中心は、君だ。』作品紹介
|