戦国時代?を生き抜くフリーペーパーたち
2005年9月30日
私が定住を始めた時にはまだ2種類しかなかった日本語無料情報誌が、上海在住日本人の増加に伴いあれよあれよと増えました。今回はそんな上海の日本語版フリーペーパーをご紹介しましょう。
上海では、基本的に月刊誌とタブロイド判週刊紙に種類が分かれ、ほとんどの月刊誌には「中綴じ」と呼ばれる別冊が付属しています。中身は地図を含む飲食店の紹介記事が中心ですが、毎回特集記事もあり、イエローページとしても使えるようになっています。また、ほとんどの雑誌にクーポン券や優待カードなどがついており、上手に利用している人も少なくありません。
上海で「日本語フリーマガジン」と言えば、最初に思いつくのは老舗の『WALKER SHANGHAI』(上海ウォーカー)。幅広い層をターゲットにしており、飲食関係情報の他、イベントやステージ情報、奥様向けのコンテンツや日本人学校の生活紹介、京劇や上海の歴史を知ることのできる読み物など盛りだくさんです。
同じ老舗格でも、『SUPER CITY SHANGHAI』(スーパーシティ上海)はビジネスや不動産情報が豊富。どちらかといえば家庭よりオフィスのにおいがする雑誌でしたが、「中綴じ」を雑誌として独立させ、従来の「カタイ」部分と飲食を含めたショッピング部分とに分けているのが特徴です。
この2誌は老舗だけに、付録についている地図が詳しくてわかりやすいと定評があります。
この2大雑誌時代に新しい流れを作ったのが、2003年に登場した『コンシェルジュ上海』です。
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